ロッテの安田尚憲は7月、14試合に出場して打率.250だが、現在4試合連続安打中、直近5試合では打率.357、1本塁打、6打点と打っている。
7月15日の西武戦、2-2の7回一死走者なしの場面に代打で登場すると、「代打だったので思い切って振っていきました。良い結果になってくれて良かったです」と、ラミレスが3ボール2ストライクから投じた151キロストレートを打った瞬間にそれとわかるライトスタンドに第3号ソロ。
翌16日の西武戦では、2-2の8回無死満塁の第4打席、「3打席凡退していて、いいところで回してくれて、チャンスだったので思い切っていきました。いい結果になって良かったです」と渡邉勇太朗が1ボールから投じた137キロの外角のフォークを逆らわずに左中間を破る決勝の2点適時二塁打。
さらに18日のソフトバンク戦では0-0の初回二死一、二塁の第1打席、「初回の先制チャンスでしたし、ここでなんとか1本出したかったので良かったです」と大津亮介が1ボールから投じた2球目のカットボールをセンター前に適時打を放つと、1-5の5回二死満塁の第3打席、「点差は開いていたんですけど、ここのチャンスでランナーを還せればというのはもちろんあったので打つことができて良かったです」と大津が3ボール1ストライクから投じたストレートをライト前に2点適時打とチームは敗れたものの、2安打3打点と気を吐いた。
◆ストレートへの対応
5月30日に今季初昇格を果たしてから「長打も出ているので、打っているポイントはいいのかなと思います」と手応えを掴む。
今季は第1号本塁打が村上頌樹(阪神)の147キロストレート、第2号がマルティネス(巨人)の155キロのストレート、第3号がラミレス(西武)の151キロのストレートと、速いストレートをしっかりと弾き返せている。
「そこが一つ自分の中でポイントだと思うので、そこがずれないようにというか、真っ直ぐを前で弾けるようにということを意識してやっています」
ストレートが弾き返せていることに加え、今年は左投手に対して対戦数は少ないが、左投手の打率は.333をマークする。19日のソフトバンク戦でも、前田悠伍からライト前に安打を放った。
左投手への対応については「まだサンプル少ないので良い打球が出ているかと言われると、そうでもなくて、まだまだかなという感じがします」と納得のいく打席がそこまで多くないようだ。
気になるのは、映像を見るとバッターボックスの立ち位置が、これまでに比べてホームベースから離れて立っているように見えること。本人に確認すると「離れたと思います」とし、その理由については「ファームの時からちょっと離れていて、クロスで構えているので、はい。右足ついている位置は一緒なんですけど、見え方的にクロスで構えているので離れているのかなと思います」と教えてくれた。
今チームは藤原恭大、山口航輝、西川史礁といった近い世代が打線の中心を担っている。彼らの存在に刺激を受け、安田自身も「みんな頑張っているので、僕もその勢いに負けないようにやっていきたいと思います」と共闘を誓う。
「バットで活躍できるように頑張りたいと思います」。7月14日(火)からの1週間はバットでの貢献度は素晴らしかった。一軍で居場所を確立するためには、“継続性”、“安定感”が重要になってくる。オールスター前最後の1週間となる今週も、バットでしっかりと貢献していく。
取材・文=岩下雄太