ロッテ・小川龍成(撮影=岩下雄太)

 『2番・セカンド』で先発出場しロッテの小川龍成が11日の中日戦、無失策で終え、昨年7月20日のオリックス戦から守備についた試合の連続無失策が『100』試合に到達した。

 今季の出場試合数は60試合だが、代走での出場が1試合あり、その後守備についておらず、守備についた試合は59試合。昨年7月20日のオリックス戦から守備についた試合は41試合連続無失策で終えており、ちょうど11日の中日戦を終えて連続無失策の記録が100に伸びた。

◆ 41試合連続無失策で昨季を終える

 昨年7月19日のオリックス戦でエラーしたのを最後に失策がなかった小川は、オールスター明け無失策の要因について昨季終了後の取材で、「感覚的にそうですし、細かい技術的なところも前半から修正して後半に臨めたところが後半良い結果になったのかなと思います」と分析し、「前半戦は簡単なミスだったり、凡ミスがあったので、シーズン中、ずっとそういうところをなくしたいと思って練習していたので、結果的に後半戦、ミスなくできていることは良いことかなと思います」と振り返った。

 今季に向けて2月の都城春季キャンプでは、全体練習後にコアラのマーチスタジアムで「両方しっかり準備して、どっちでもいけるように準備しています」と、今年も昨年の石垣島春季キャンプの時と同じようにショート、セカンドでノックを受けた。「守備の中でも今までとは違った感覚でやってみたり、そこでワンランク上の守備ができればなと意識して取り組みました」と、さらなる進化を目指し守備練習に励んだ。

◆ 練習試合・オープン戦でも無失策

 非公式ながら練習試合・オープン戦も、「二遊間でしっかり守るのは去年から変わらないと思うので、そこはミスなく、今はミスなくできていると思う。その上でもう1個レベルアップして、ちょっとギリギリのプレーだったり、ゲッツーを取ったり意識して練習ではやっている。そこをもう少し試合で出せればなと思います」と、21試合守備での出場があったが無失策。

 3月17日の阪神とのオープン戦では、1-2の3回二死一塁で佐藤輝明の一、二塁間、ライト前に抜けそうなゴロをあらかじめ後方に守っていたセカンド・小川が捕球し一塁へ送球してアウト。この守備に小川は「打球傾向、グラウンド立った時の感覚、感じたものも大事にしています。あそこのポジショニングを取るのが一番最善かなという感覚があったので、その通りに行って良かったと思います」と自己解説。

 同日の阪神戦、2-2の8回一死一塁で元山飛優のショートハーフライナーをバウンドして捕り、二塁ベースを踏んでアウト。一塁へ送球してダブルプレーを完成させた。ダブルプレーを取れると思い、ワンバウンドで捕球したのだろうかーー。

 「最初ノーバウンドで捕れるかなと思ったんですけど、思ったよりも打球が来なかった。ワンバウンドにしてゲッツーをとってやろうというよりかは、打球に対して反応できたかなというところでゲッツー取れたのかなと思います」

◆ 開幕してからも安定した守備

 シーズンが開幕してからは、セカンドのポジションを掴み、広い守備範囲と強肩を武器に、当たり前のようにスーパープレーを披露している。

 4月25日のソフトバンク戦、5-0の5回一死走者なしで渡邉陸の一、二塁間の当たり、土と芝生の境目の難しい打球だったが、スライディングしてうまくバウンドを合わせて捕球し一塁へ送球してアウトにすれば、同日のソフトバンク戦、5-0の8回一死走者なしで近藤健介の一、二塁間の当たり、ファースト・池田来翔が飛びつくも追いつかなかったが、打球に合わせて動いていた小川がカバーし、一塁ベースカバーに入った鈴木昭汰に送球しアウトにした。

 4月29日の楽天戦、1-2の4回一死走者なしで太田光の一、二塁間の打球をダイビングキャッチし、すぐに起き上がって一塁へ送球しアウトにした。5月8日のソフトバンク戦、5-3の8回一死走者なしで近藤の一、二塁間のライト前に抜けそうなあたり、あらかじめ後ろに守っていたセカンド・小川がダイビングキャッチし素早く一塁へ送球してアウトにすれば、翌9日のソフトバンク戦、4-4の8回先頭の周東佑京の一、二塁間の当たりで飛び込んでキャッチしてすぐに立ち上がり一塁に送球しアウトにした。

 近藤、周東の一、二塁間の打球をアウトにした守備について小川は「ああいったプレーは紙一重なプレーが多いと思います。そこまで特に意識はしていないですけど、ポジションについて感覚でポジショニングが取れているので、そこはいい方向に行っているのかなと思います。ただ、ああいったプレーよりかは、ピッチャーが打ち取った打球を確実にアウトにするのが一番だと思うので、そこは意識してやっています」と、あくまで打ち取った打球を確実にアウトにすることを重点に置く。

 今季の内野陣は、小川よりも年下の選手が多い。昨季から内野陣を引っ張っていく言葉を口にしているが、5月12日の取材で「年齢が若い子が多いと思うので、自分が周りを見ながら声がけしたりだとか、まとめ役じゃないですけど、そういったところで周りを見て引っ張っていければなと思っています」と決意を述べた。

 セカンドで言えば、昨年6月24日の巨人戦を最後に失策がなく、昨年の6月27日のソフトバンク戦から現在82試合連続無失策中。「しっかりピッチャーが打ち取った打球をアウトにすることを意識しているので、そこはしっかりできているかなと思います」。今日も投手が打ち取った打球を確実にアウトにしていく。

取材・文=岩下雄太

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この記事を書いたのは

岩下雄太

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