ロッテ・小川龍成(撮影=岩下雄太)

 「シーズン終わって、今の位置にいることが大事だと思うので、今の時期は気にすることはなく、自分のできることというか、そういうふうに毎日思ってやっています」

 ロッテの小川龍成は5月24日に規定打席に到達すると、打率リーグトップに浮上し、2日終了時点で打率.309でリーグトップに立つ。

 打率は現在トップだが、「気にしていないですね」と、シーズンを終えた時にこの位置にいることに意味があると考えている。

 小川の代名詞といえば投手に球数を投げさせて安打を放ったり四球を選んだりと、“粘りの打撃”が持ち味のひとつではあるが、今季は早いカウントから積極的に打ちにいく。カウント別の成績を見ても、カウント0-0の打率は.500(20打数10安打)、カウント0-1の打率が.368(19打数7安打)、カウント1-0の打率が.500(10打数5安打)と、早いカウントから仕掛けていることが多い。

 「去年よりかは甘い球はしっかり早いカウントで打っていくというのは意識しているので、それがいい結果につながっていると思います」

 もう1つ気になるのは、反対方向の安打だけでなく、ライト方向への安打が増えたこと。5月28日の広島戦、3-1の5回一死二塁の第3打席、益田武尚が1ストライクから投じたフォークをライト前に弾き返す適時打を放てば、2安打した2日のヤクルト戦も一安と右安と、引っ張ったあたりの安打だ。

 5月12日の取材で「特に引っ張りという意識はないですけど、タイミングだったり、スイングだったりというのはいいスイングができているので、結果的に引っ張れている。無理に引っ張りというよりかは、自分のスイングした中でコースなりタイミングで、引っ張った打球も増えればいいかなと思います」と話していた。コース、タイミングで引っ張ったりしていると話していた中で、バッティングで何かを変えたというわけではないのだろうかーー。

 「去年は最初からおっつけて逆方向という意識があったんですけど、今は強く振れるように、自分のポイントで打てるようにというところで、去年の秋から打撃フォームを変えたり、足をあげたり色々やっています。シーズン入ってからも打てない時期もありましたが、そこで修正して自分のポイントで打てることがいいことだと思います。タイミングの取り方だったり、意識しやっています」

 昨年11月の都城春季キャンプから無駄を省き確実性を上げるためコンパクトなフォームに変えたこと、4月15日の日本ハム戦でタイミングの取り方を変えて2安打したことなどを、これまで記事で紹介してきたが、幹となる部分は変わっていないようだ。

 昨季はセーフティバントを警戒して三塁手がかなり前目に守っていたが、今季はセーフティバント安打を3本決めている。これは引っ張った打球が増え、相手の守備位置が変わったなどあるのだろうかーー。

 「そこまで変わっている感じはしないですけど、打席に入った時に毎回ベンチやキャッチャーなりが、サード、ファーストにセーフティあるぞと言っているので、そこは警戒されていると思います。ポジショニング見たり、状況見たりして決めていきたいなと思います」

 これまでコツコツと取り組んできたことが今季、ここまでは結果に結びついている。小川が述べているように、シーズンが終わった時、どこの位置で終えているかが重要。ブレずに試合に向けて、しっかりと準備を進めていく。

取材・文=岩下雄太

【PR】1巡目から育成指名終了の瞬間まで、ドラフト会議観るならU-NEXT!

U-NEXT / ドラフト会議2026

「U-NEXT」では、2026年10月22日(木)に開催される『プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD』を1巡目から、育成指名終了の瞬間まで完全生配信!

”ネクスト大谷”と評される菰田陽生投手(山梨学院高)や鈴木泰成投手(青山学院大)、渡辺和大投手(慶應義塾大)、米沢友翔投手(関西大)ら各大学のエースたちに1位指名の期待がかかる。

なお、U-NEXT月額プラン会員の方は追加料金なく見放題。はじめての方は、31日間無料トライアル登録で視聴可能だ。

POINT

① 1巡目指名から育成指名終了の瞬間まで、完全生配信

② “流しのブルペンキャッチャー”安倍昌彦氏のここでしか聞けない解説も

③ 31日間無料トライアル登録で視聴可能

この記事を書いたのは

岩下雄太

岩下雄太 の記事をもっと見る

もっと読む