ロッテのドラフト3位・奥村頼人(横浜高)は、6月17日のオイシックス戦以来となる二軍公式戦登板となった7月19日の巨人二軍戦、先頭打者に四球を与えたものの、1回・15球を投げ、0被安打、2奪三振、1与四球、無失点に抑えた。
ここ最近の登板ではストレートで空振りを奪えている。7月19日の巨人二軍戦でも、5-2の8回二死一塁で浅野翔吾に投じた初球141キロストレートで空振りを奪い、2球目142キロ外角ストレート空振り、3球目の144キロストレートで見逃し三振に仕留めた。
6月17日のオイシックス戦でバッテリーを組み、開幕から一軍でプレーする松川虎生は奥村について「まっすぐはすごく良いものを持っていると思うんですけど、投げるところというか、入ってくるところが変化球と差があるので、低めにキャッチャーに向かって投げてくれればいいかなという話はしています。そこは一緒に話し合いながらやっていると思います」と評価した。
奥村は「松川さんに言われたのは、コースよりは高さを気を付けて投げた方が良いと言われたので、それを意識してこの間の試合は高さを意識して投げていました。そのコースは外れずに高さをしっかり低いところに、被打率の低いところに投げられたので、そこは助言をもらって素直にやれたので良かったと思います」と、巨人二軍戦で松川からの助言を活かした。
自身のストレートについて「ストライクをとりに行かずに思いっきり腕を振って投げることが一番大事だと思うので、コントロールというか、いいところに投げようと意識せずに自分の球をストライクゾーンに投げ込むことが一番大事。それを意識してやっています」と明かす。
変化球では同日の巨人戦、5-2の8回無死一塁でリチャードに1ボール1ストライクから投じた空振りを奪った3球目の124キロチェンジアップが良い抜け。続く空振り三振を奪った4球目の123キロチェンジアップはストライクゾーンからボールゾーンに良い落ちだった。チェンジアップはカウント球と決め球で投げ分けしているのだろうかーー。
「投げ分けは多少はしているんですけど、変化量が少ない方がコントロールがしやすい。カウントをとって決め球に行くときはカウントが有利だったので、思い切って落としに行って三振が取れたという感じですね」
その他の変化球に関しても、「最近変化球でストライクが取れる確率が高くなっているので、まっすぐが良かったら変化球も良くなるというか、まっすぐを投げられれば変化球も投げられる印象があります。まっすぐがゾーンに入っていれば、いつでも変化球は投げられるなと思うので、最近はストライク率が上がってきたので変化球もストライク率、狙ったところに行く確率は上がっていくかなと思います」と分析した。
登板ごとに課題をクリアし、成長した姿を見せる。「空振りを取れるまっすぐが持ち味だと思うので、そこは継続してやっていきながら、四球をなくしていかないといけない。この間のように四球は一番もったいないと思うので、それならヒットを打たれる方がマシというか、出し方としてはリズムが良いと思うので、しっかりゾーンでバッターと勝負していって投げていければいいなと思います」。その中で、前回登板は先頭打者に四球を与えながら、ゼロに抑えられたことは収穫なのだろうかーー。
「ランナーを出してからも変わらずに投げ続けることができた。クイックが課題でもあったので、そこをしっかり投げられたのは収穫であるなと思います」
将来一軍の舞台で活躍するため、今は課題を持って日々過ごしている。
取材・文=岩下雄太