「慣れないことも多いんですけど、キャンプの時よりは良くなっているのを実感しています。高校の現役の時よりも球もいいなと感じているので、少しずつ成長していると思います」
ロッテのドラフト3位・奥村頼人(横浜高)は、プロ野球選手としての生活がスタートしてからここまでをこのように総括する。
具体的に成長したポイントについて「球速だけではなくて、体力だったり、(取材日の4月25日)小島さんとキャッチボールさせてもらったんですけど、いろんな人となかなか聞けないような先輩たちに積極的に質問ができているので、いろんな人に聞くことで新たな引き出しが増えているかなと思います」と話す。
昨季まで5年連続規定投球回に到達する小島和哉をはじめ、先輩たちに質問する際、どういうことを質問するかあらかじめ考えてから聞いているのだろうかーー。
「色々自分の思ったことだったり、自分の感じたことを聞いてみて、どういう答えが返ってくるのかなと思って聞いたりしています」
先輩投手たちの練習を見て感じる部分については「チーム練習以外にもそれぞれの特徴というか、そういうのが見えた練習をされたりしているので、その辺りは勉強になるのかなと思います」と、チーム練習以外で行う個人練習の中から学びを得ている。
◆ 体づくり
先輩たちから日々学ぶことが多い中で、プロの世界で活躍するためには、プロで戦うための体を作ることが重要になってくる。
奥村自身も「まずはプロの体にならないといけないと思います」と自覚する。「まだまだアマチュアの体だと思うので、一歩ずつ、怪我しないように。体も作りながら、難しいバランスがあるんですけど、その辺を意識しながらやっています」と意識高く持って日々のトレーニングに励む。
自身が活躍する将来を意識し、体づくりはできているのだろうかーー。
「一軍レベルの体にならないと、一軍レベルの球を投げられないと思うので、少しずつ着実に成長しているのはわかるんですけど、焦らずにやっていくことも大事だと思うので、目の前の目標に向かって1個1個やっていきたいと思います」
◆ 投球面
投球面では1月の新人合同自主トレでストレートを磨いていきたいと話していた中で、現在は「ストレートはすごく良くなっています」としながらも、「まだまだ足りない部分が多いと思うので、満足することなく突き詰めていきたいと思います」と、さらなる向上を誓った。
変化球は高校時代、チェンジアップを自信にしている球種の一つであると明かしていたが、「チェンジアップにもいろんなチェンジアップがあると思うので、一番は球を見たり、受けたりするのが感じられることだと思います。いろんな人のチェンジアップを見たり、いろんな人の変化球を見ながら、自分のものにできればいいなと思って、色々やっています」と、いろいろな投手のチェンジアップ、変化球を見て聞いて、プロ仕様に仕上げていくつもりだ。
「怪我なくできれば着実に成長ができると思うので、怪我するとできない期間がもったいない。1日も無駄にせず、やっていきたいと思います」。息の長い投手になるため、今のこの時間を大切に過ごしていく。
取材・文=岩下雄太