左からロッテ・山口航輝、西川史礁、中森俊介(撮影=岩下雄太)

 11月に東京ドームで開催される『ラグザス アジアプロ野球チャンピオンシップ2026』の野球日本代表にロッテから中森俊介投手、山口航輝外野手、西川史礁外野手の3人が選出された。

 野球日本代表トップチームで指揮を執る井口資仁監督は、2018年から2022年まで5年間ロッテで監督を務めた。山口は18年ドラフト4位でプロ入りし19年からの4年間、中森は20年ドラフト2位でプロ入りし20年から2年間、井口監督のもとでプレーした経験を持つ。

 山口は井口監督がロッテ監督時代の21年に一軍デビューを果たし、井口監督ロッテ最終年となった22年には同年9月22日のオリックス戦で3本塁打を含む4安打8打点の活躍を見せるなど、同年チームトップの16本塁打を放った。

 山口は8年目の今季、開幕一軍を掴むも打率.077、0本塁打、0打点と苦しみ、4月19日に一軍登録を抹消。ファームに降格した期間で打撃フォームを修正し、ストレートを弾き返せるようになった。5月12日に藤原恭大の故障離脱によって巡ってきたチャンスを掴み、5、6月の2ヶ月で12本塁打を放つと、8月は月間打率.302、10本塁打、17打点で自身初の月間MVPを獲得。9・10月も11本のアーチを描き、最終的には本拠地移転後、球団最多のシーズン38本塁打を放つ充実の1年になった。

 そして、今大会のオーバーエイジ枠で日本代表に選出された。井口監督と久しぶりに一緒にプレーすることに、「嬉しいです。一緒にできるのは嬉しいです」と喜んだ。

 侍ジャパンに向けて、「しっかり量を振りながら、質にこだわってやりたいと思います。ただただ振ればいい時期とはちょっと違うのかなとありますね。来年への戦いは始まっているので、それプラスジャパンに向けて調整していく必要があるのかなと思います」と、現在はZOZOマリンスタジアムで行われている秋季練習で汗を流している。

◆中森、井口監督時代は一軍登板なし

 中森は20年ドラフト2位でロッテに入団したが、井口監督のもとでは一軍経験がない。

 「井口さんが監督の時に一軍で投げられていないので、いい姿を見せられるように頑張りたいと思います」と意気込む。

 中森は昨季、150キロを超えるストレートとフォークを軸に前半戦25試合・29回1/3を投げ、2勝2敗10ホールド5セーブ、防御率1.23と抜群の安定感を誇り、自身初のオールスター出場を果たしたが、オールスター明けは腰痛により一軍登板がなかった。

 今季は3月18日の楽天二軍戦で今季二軍公式戦初登板を果たすと、5月4日に今季初昇格。主に勝ち試合の7回を中心にシーズン自己最多の42試合・41回1/3を投げ、7勝1敗19ホールド1セーブ、防御率2.40の成績を残した。

 今季1年間大きな故障なくプレーできたことについて「怪我しないというのは最低限のことなので、良かったと思います」と振り返る。

 アジアチャンピオンシップに向けては「シーズンは終わったんですけど、まだ試合が残っているので、怪我しないように。体はずっと動かして、そこに向けてというより来シーズンに向けてレベルアップできるように練習したいです」と、代表に向けた準備と並行して来季に向けて動き出している。

◆ 西川は井口監督がマリーンズ時代の背番号6を背負う

 西川は24年ドラフト1位でロッテに入団したため、井口監督のロッテ監督時代にプレーしていないが、井口監督と同じ青山学院大出身、背番号は井口監督がマリーンズでプレーした選手、監督時代に着けた『6』を背負う。

 入団時に背番号6について西川は「千葉ロッテマリーンズにとって背番号6は特別なものだと思いますし、またその背番号を託してくださった球団の皆さんに感謝しています。自分は逆にそれをプラスに捉えてしっかりやっていかないといけないと思って、プラスに捉えて感じています」と話し、1年目に新人王、2年目に最多安打のタイトルを獲得し、マリーンズの中心選手に成長。アジアプロ野球チャンピオンシップの日本代表にも選出された。

 マリーンズから代表入りを果たした山口、中森、西川の3選手が代表でどんなプレーを見せるか今から楽しみだ。

取材・文=岩下雄太

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