ニュース 2017.12.01. 18:00

つぎで史上3人目!『野球殿堂入り助っ人』誕生なるか

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新たに野球殿堂入りの候補者に名を連ねたアレックス・カブレラ(C)KYODO NEWS IMAGES

カブレラが新たに候補入り


 野球殿堂博物館は28日、「平成30年野球殿堂入り競技表彰候補者」を発表した。

 毎年1月に発表される野球殿堂入り競技表彰。日本の野球の発展に大きな貢献した人物の功績を永久に讃え、顕彰することを目的に1959年に創設された。

 競技者表彰には「プレーヤー表彰」と「エキスパート表彰」と2種類があり、今年は以下が候補者となる。

【平成30年・競技者表彰候補者】
<プレーヤー表彰>
▼ 新候補者(6名)
石井琢朗
アレックス・カブレラ
金本知憲
小久保裕紀
城島健司
松井秀喜

▼ 前回までの候補者(11名)
立浪和義
高津臣吾
佐藤義則
川相昌弘
野村謙二郎
タフィ・ローズ
桑田真澄
田口 壮
佐々岡真司
赤星憲広
斉藤和巳

<エキスパート表彰>
▼ 新候補者(4名)
足立光宏
加藤秀司
柴田 勲
松岡 弘

▼ 前回までの候補者(10名)
原 辰徳
権藤 博
ランディ・バース
土橋正幸
田淵幸一
大沢啓二
長池徳士
新井宏昌
中畑 清
岡田彰布


つぎで史上3人目


 今回注目したいのが、いわゆる“助っ人”として日本プロ野球界にやってきた外国籍の元選手たちだ。

 「プレイヤー表彰」でアレックス・カブレラが新たに候補者入りを果たし、前回までのタフィ・ローズ、ランディ・バースに続いて3人目の候補入りとなった。

 ただし、これまでの歴史を振り返ってみても、日本出身選手以外で殿堂入り表彰を受けたのはヴィクトル・スタルヒン(無国籍/1960年)と与那嶺要(アメリカ/1994年)の2名だけ。過去には2012年にブーマー・ウェルズが有力候補に挙がるも、あと13票届かずに次点止まり。10シーズンのプレーで三冠王やMVPを獲得した実績があっても及ばなかったということがある。

 三冠王を2回獲得したバースに、通算357発のカブレラと464発のローズ。その実績と活躍ぶりは誰もが認めるところであるが、殿堂入りのハードルは高い。

 なお、「プレイヤー表彰」は野球報道に関して15年以上の経験を持つ委員(約300人)が投票を行い、75%以上得票すれば殿堂入り。「エキスパート表彰」はすでに殿堂入りしている約30名と、競技者表彰委員会の幹事、野球報道年数30年以上の経験を持つ委員(約70名)が投票を行い、75%以上得票すると殿堂入りとなる。

 果たして、史上3人目の“殿堂入り助っ人”誕生となるか。結果は1月15日に発表される。



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