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ワースト96敗からの巻き返しへ ヤクルト新守護神候補にかかる期待

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ロッキーズ時代のマット・カラシティー

16年にMLBデビュー、来季27歳の若き右腕


 ヤクルトは12月5日、来季の新守護神候補として、カブス3Aのマット・カラシティー投手の獲得を発表した。

 カラシティーはロッキーズ在籍時の2016年にメジャーデビュー。リリーフで19試合に登板し、1勝0敗、防御率9.19の成績。今季はロッキーズとカブス傘下の3Aでプレーし、46試合登板で1勝3敗21セーブ、防御率3.26の成績だった。

 カラシティーは奪三振率が高く、来季27歳と伸びしろもある右腕。ヤクルトは退団したルーキに替わる新守護神候補として期待を寄せており、新助っ人は球団を通じ、「東京ヤクルトスワローズという素晴らしいチームの一員という誇りをしっかり持って、毎回マウンドに上がりますので、たくさんの応援をお願いします」とコメントした。

高津、林昌勇、バーネット。抑え固定のシーズンは好成績


 ヤクルトは今季も主力に故障者が続出し、球団ワーストの96敗(45勝2分け)を喫した。チーム防御率は4.21で、同4.73だった昨季に続き、2年連続でリーグ最下位。優勝した15年は同3.31だっただけに、来季こそは投手陣を整備し、数字を良化させたい。

 過去の成績を振り返ると、守護神のパフォーマンスがシーズン成績に直結している。90年代の黄金期は高津臣吾が抜群の安定感を発揮。高津がメジャーへ旅立ったあとの04年は、五十嵐亮太が37セーブを挙げ、チームを2位へ導いた。

 クライマックスシリーズ進出を果たした09、11年は、林昌勇が最後の砦として君臨。優勝した15年は、バーネットが41セーブでタイトル獲得。ヤクルトに限った話ではないが、やはり強いチームには絶対的な抑えが存在する。

 16年はオンドルセク、17年は秋吉亮を抑えに据えたが、ともにシーズン中に離脱し固定できなかった。先発不足も慢性的な弱点ではあるが、まずは15年のような盤石な勝ちパターンの構築が、巻き返しへの最優先課題となる。

 バレンティン、ブキャナンの残留が決まり、11月29日に行われた納会で衣笠剛球団社長は、3人の外国人投手と交渉中であることを明言。その一人がカラシティーに決まり、新助っ人は背番号「37」を背負う。

 来季は4年ぶりに小川淳司監督が復帰。さらに、チームOBでもある宮本慎也ヘッドコーチ、広島に37年ぶりの連覇をもたらした石井琢朗打撃コーチと河田雄祐外野守備走塁コーチが加わるなど、選手だけではなく首脳陣の入れ替えも目立っているヤクルト。2年連続Bクラス、そしてワースト96敗からの巻き返しへ、新守護神候補へかかる期待は大きい。

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