「スタートラインに立てて感謝」
エンゼルス入りを決めた大谷翔平選手が9日(日本時間10日)、ロサンゼルス郊外アナハイムにある本拠地・エンゼルスタジアム前で入団会見を行った。
会見にはモレノ球団オーナー、エプラーGM、ソーシア監督らが同席。大谷は背番号『17』のユニホームを身にまとい、第一声は英語で「ハイ、マイネーム イズ ショウヘイ オオタニ」と自己紹介した。
その後は日本語で、「本当にたくさんの人たちに支えられて、メジャーリーグのスタートラインに立てて感謝していますし、これからエンゼルスの一員として、ファンの皆さんとともにチームの優勝に向けて頑張っていきたいと思います」などと感謝の言葉を並べた。
多くの球団と面談を重ねてきた大谷は「まっさらな気持ちで、各球団の方々と話しをさせていただきました。オープンな気持ちで話して行く中で、ここ(エンゼルス)に行きたいなと思いました」と、入団動機を口に。起用法に関しては、「(投球と打撃)どちらも楽しみにしていますし、最高なのは1つの試合で両方できることだと思っています」と“リアル二刀流”にも意欲を見せた。
エンゼルスはアメリカン・リーグの西地区に属し、2002年に初の世界一を達成。07年からは地区3連覇を達成するなど西地区をリードしていたが、近年は戦力が整わず、今季は地区2位ながら80勝82敗と2年連続の借金生活。地区優勝から世界一へ駆け上がったアストロズに、21ゲーム差をつけられた。
同地区には今季飛躍したアストロズだけでなく、レンジャーズ、マリナーズ、アスレチックスが同居する。エンゼルスは3年連続でプレーオフ進出を逃しており、大谷にかかる期待は大きい。