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継続することの難しさ 5年以上連続で“規定投球回”に到達している投手は?

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阪神のメッセンジャー(C)KYODO NEWS IMAGES

メッセが7年連続規定投球回に到達


 今季規定投球回に到達した投手は、セ・パあわせて25人(セが12人、パが13人)。基本的に先発投手を6人で回しているが、規定投球回に到達している投手は各球団2人いるかいないかという計算。ローテーションを守ることがいかに難しいかが分かる。

 ちなみに今季終了時点で、5年連続で規定投球回に到達した投手(NPB)は、わずかに3人しかいない。この3人の投手の中でメッセンジャー(阪神)は、最も長い7年連続で規定投球回に到達している。

 メッセンジャーは阪神加入2年目の11年に150イニングを投げ、初めて規定投球回に到達すると、12年からは200イニング近く投げている。特に14年は208回1/3を投げた。今季は8月10日の巨人戦で、阿部慎之助が放った打球が足に当たり骨折。長期離脱したが、10月10日の中日戦で4イニングを投げ、今季の投球回数が143回となり、規定投球回に到達した。

 次いで2012年のドラフトでプロ入りした菅野智之(巨人)と則本昂大(楽天)の2人の5年。菅野、則本ともに1年目から先発ローテーションに入り、長期離脱することなく、プロ入りから投げ続けている。則本は14年に202回2/3を投げ、菅野は年々投球回数を伸ばしていき、今季はプロ入り後、自己最多の187回1/3を投げた。

メッセンジャー(阪神)
11年:150回
12年:196回2/3
13年:196回1/3
14年:208回1/3
15年:193回2/3
16年:185回1/3
17年:143回

則本昂大(楽天)
13年:170回
14年:202回2/3
15年:194回2/3
16年:195回
17年:185回2/3

菅野智之(巨人)
13年:176回
14年:158回2/3
15年:179回
16年:183回1/3
17年:187回1/3

スタンリッジと能見は…


 メッセンジャー、菅野、則本の3人は5年連続で規定投球回をクリアしたが、5年以上続いていた規定投球回到達を今季達成できなかった投手もいる。

 スタンリッジ(ロッテ)と能見篤史(阪神)がそうだ。スタンリッジは阪神時代の11年から継続し、その間にソフトバンク、ロッテでプレーしたが、いずれの球団でも先発ローテーションを守ってきた。

 しかし今季は7月に月間防御率2.70を記録したが、4月は月間防御率6.23と好不調の波が激しかったこともあり、防御率は4.32。投球回数は77回と100イニングに届かなかった。

 能見もメッセンジャー、スタンリッジと同じ11年から規定投球回に到達していたが、今季は128回1/3に終わり、6年連続で途切れた。11年に200回1/3を投げたが、15年が159回2/3、16年が147回1/3と年々投球回数が減っていた。

スタンリッジ(ロッテ)
11年:151回
12年:150回1/3
13年:160回2/3
14年:172回
15年:144回1/3
16年:162回
17年:77回

能見篤史(阪神)
11年:200回1/3
12年:182回
13年:180回2/3
14年:169回1/3
15年:159回2/3
16年:147回1/3
17年:128回1/3

マエケンは9年連続規定投球回到達ならず…


 日米通算でみると、前田健太(ドジャース)の連続規定投球回到達が8年で途切れた。

 前田は広島時代の09年に193回を投げると、この年から毎年規定投球回を到達。10年から3年連続200イニングを超え、日本最終年となった15年も206回1/3を投げた。

 活躍の舞台をメジャーに挑戦した16年は175回2/3を投げたが、今季は早いイニングで降板、シーズン終盤にはリリーフで登板するなど、134回1/3にとどまり9年連続規定投球回到達とはならなかった。

前田健太(ドジャース)
<NPB>
09年:193回
10年:215回2/3
11年:216回
12年:206回1/3
13年:175回2/3
14年:187回
15年:206回1/3

<MLB>
16年:175回2/3
17年:134回1/3

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