マイコラス、マシソンらが活躍
巨人は16日、テイラー・ヤングマン投手の獲得を発表した。ヤングマンはブルワーズ時代の2015年に9勝をマークした右腕で、退団したマイコラスに代わる先発投手として期待される。
近年では、マイコラス(15年加入)やカミネロ(17年加入)がチームに欠かせない存在となり、マシソン(12年加入)が7年目を迎えるなど、NPBの他球団を経由していない助っ人外国人投手の活躍が目立つ。特にマシソンは、2年目の13年から5年連続で50試合以上に登板しており、13年と16年には最優秀中継ぎ投手のタイトルも獲得した。
先発陣では、先に挙げたマイコラスが大当たり。入団当初は勝ち星に恵まれず苦しんだが、2015年5月28日の西武戦で来日初勝利を挙げると、6月20日の中日戦からは自身11連勝でフィニッシュ。最終的には13勝3敗、防御率1.92、勝率第1位のタイトルを獲得した。2年目は故障で4勝にとどまったが、3年目の昨季は14勝、187奪三振を記録し最多奪三振のタイトルを手にしている。
その他の投手を見ても、マイコラスとともに15年に入団したポレダが1年目に8勝(8敗)、防御率2.94。11年に巨人のユニフォームに袖を通したアルバラデホも46試合に登板して防御率2.45を記録するなど、自前助っ人投手は比較的好成績を残している印象だ。
先発三本柱の一角として昨季14勝を挙げたマイコラスが昨シーズン限りで退団したため、その後釜となるヤングマンにも大きな期待がかかる。
最近10年の巨人自前助っ人投手1年目成績
【2008年】
バーンサイド
08年成績:15試 5勝3敗 防3.48
【2009年】
なし
【2010年】
なし
【2011年】
バニスター
11年成績:一軍登板なし
アルバラデホ
11年成績:46試 2勝2敗2S 防2.45
トーレス
11年成績:6試 1勝2敗 防6.26
【2012年】
マシソン
12年成績:40試 2勝0敗10S 防1.71
【2013年】
アコスタ
13年成績:14試 1勝0敗 防5.54
【2014年】
セドン
14年成績:10試 4勝5敗 防4.67
メンドーサ
14年成績:一軍登板なし
【2015年】
マイコラス
15年成績:21試 13勝3敗 防1.92
ポレダ
15年成績:24試 8勝8敗 防2.94
【2016年】
ガブリエル
16年成績:一軍登板なし
【2017年】
カミネロ
17年成績:57試 3勝5敗29S 防2.42
※NPBの他球団を経由していない外国人投手
※育成から支配下となった投手を除く