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5年連続Bクラスの中日、再建に欠かせない大野雄大と平田良介の働き

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中日の大野雄大(左)と平田良介

外国人はビシエド以外総入れ替え


 昨シーズンは主力野手に故障者が相次ぎ、5年連続のBクラスに沈んだ中日。新人王を獲得した京田陽太ら楽しみな若手も台頭してきたが、オフに本塁打王を獲得したゲレーロ、貴重な先発要員だったバルデスとジョーダンもチームを去り、新シーズンも厳しい戦いが予想される。

 日本ハムから大野奨太を獲得し、外国人は右腕のジーと左腕のガルシアに加え、ともに外野手のアルモンテとモヤが新加入。さらに、23日には松坂大輔(前ソフトバンク)の入団テストを行う予定で、チーム再建に向けた姿勢は見せている。

 ただし、新外国人は未知数で、松坂がテストに合格したとしても、即戦力になり得るかと言えば疑問。やはり必須なのは既存戦力の奮起。なかでも、チームの顔である大野雄大と平田良介には、今季こそ結果でチームを引っ張ってもらいたい。

またも故障に泣いた昨季の平田、春季キャンプは二軍スタート


 大野は昨季、2年連続で開幕投手を務めたが、援護に恵まれない試合もあり開幕から9戦未勝利(救援2登板含む)。6月7日のロッテ戦でようやく初勝利をつかみ、敵地のヒーローインタビューで涙を流した。結果的にシーズンを通して好不調の波が激しく、7勝8敗、防御率4.02の成績。それでも、消化したイニング数(147回2/3)はチームトップで、主戦投手としての意地は見せた。

 今季のローテ候補である鈴木翔太、小笠原慎之介、柳裕也、笠原祥太郎は、期待感こそあれどフルシーズン戦った経験がない。大野とともに昨シーズン規定投球回をクリアしたバルデス(146回)は退団。新助っ人や吉見一起らベテラン勢のサポートがなければ、大野への負担はさらに増すと見られる。

「個人で貯金が作れない」と言われる左腕だが、過去5年で4度の規定投球回到達、通算防御率3.29が示す通り、低迷するチームの中で懸命に腕を振り続けている。今季は3年ぶりの2ケタ勝利を挙げ、エースの称号を取り戻したい。

 平田は昨年3月のWBCに出場。チーム帰還後の活躍も期待されたが、6月中旬に右ひざを痛め長期離脱。そのまま一軍復帰することなく、わずか66試合の出場に終わった。それ以前も毎年のように故障離脱を繰り返し、2006年の入団以降、全試合出場どころか最多出場は15年の130試合。今季こそ故障離脱を避け、目標に掲げる全試合出場を達成してほしい。

 平田が一軍不在の間、同じ右打者の福田永将、松井佑介が結果を残し、新外国人野手はふたりとも外野手。21日にはキャンプメンバーの振り分けが発表され、平田は二軍スタート。今季はレギュラーを争う立場だ。

 さらにここへ来て、地元・愛知出身のイチロー(マーリンズFA)の動向を注視するなど、ストーブリーグを賑わせている中日。ただ繰り返しになるが、やはり再建への第一条件は現有戦力のレベルアップ。そのなかでも投打の柱となるべき大野と平田には、シーズンを通して安定した働きを求めたい。

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