◆ 藤岡「守備でアピールしないと」
「まずは守備でしっかりとアピールしないといけない」。
平沢大河、三木亮らとショートのレギュラーを争うロッテのドラフト2位・藤岡裕大は、このように誓った。
ショートの守備では「投げるピッチャーをいかに助けるかが大事になってくる。まずは確実にアウトを取ることが守備では大切なこと。そこは常に意識してやっています。また小さいミスが少なくなるように練習していかないといけないと思います」と確実に打球を処理することを心掛ける。
守備練習を大切にする藤岡は1月12日から25日まで行われた新人合同自主トレで、全体練習後に特守を受けることが多かったという。23日練習後の特守は、積雪によりグラウンドが使用できないため室内練習場で行った。室内練習場では居残りで打撃練習をする選手もおり、グラウンドでの特守に比べると練習スペースが限られる。
藤岡は「今日だったら距離が近かったので、足を動かして捕ることができない。(打球の)正面には入らず、ハンドリングを意識して練習していました」とやみくもにノックをこなすのではなく、環境にあわせて練習を行うことができる冷静な頭脳も併せ持っている。
◆ 藤岡の武器は強肩
藤岡の守備を語るうえで、忘れてはならないのが“肩”の強さだ。
藤岡自身も「肩は人よりも強く自信があります」と話すように、学生時代はピッチャーをしても、150キロを計測したほどの強肩を持つ。
2月1日から始まる春季キャンプでは「肩が人より強いので、そこを活かした守備を見て欲しい」と話した。鍛え上げた守備と肩でアピールしていく。
▼ 藤岡裕大
生年月日:1993年8月8日生
ポジション:内野手
身長/体重:178センチ/77キロ
投/打:右/左
経歴:岡山理大付高-亜細亜大-トヨタ自動車-ロッテ(D2位)