持ち味は150キロ超えのストレート
「自分の持ち味は150キロを超える真っ直ぐだと思うので、プロでは150キロを出して流れを変えるようなピッチングをしたいです」。
ロッテのドラフト6位ルーキー左腕・永野将司は、昨年12月5日に行われた新入団会見で、このように自身の特徴について語った。
球界を見渡しても150キロを超えるストレートを投げるサウスポーは、菊池雄星(西武)くらい。永野をスカウトした高橋薫(現広報)さんは「真っ直ぐが速い。左で150キロを投げるアマチュアのピッチャーはなかなかいない。一番の魅力でしょうね」と永野のストレートに惚れ込んだ。
1月22日にロッテ浦和球場の室内練習場で新人合同自主トレを視察した井口資仁監督も「150くらい投げますし、普通の投手と球質が違う感じがしますね。キャンプが楽しみですね」と期待を寄せる。
1月23日の新人合同自主トレで永野の球を受けた3年目の柿沼友哉捕手も、「ボールに力がありますよね。真っ直ぐで押していくタイプという記事が出ていて、その通りだなと思いました。うちにはいないタイプの左投手ですね」と感想を述べた。
目標は62登板
150キロを超すストレートを武器にする永野は入団会見で「62試合一軍で投げるということは、それなりの結果がないとできないと思うので、そこを目指していきたいと思います」と自身の背番号と同じ“62登板”を目標に掲げた。
井口監督は永野の起用法について「元々中継ぎ、抑えタイプの投手だと思う。うちは左が少ないので、しっかり投げてくれたらいいなと思います」とリリーフで起用する構想があると示唆した。
ロッテのブルペンは井口監督が話すように、左投手が手薄。春季キャンプ、オープン戦で結果を残せば、昨季ドラフト5位入団ながらも53試合に登板した有吉優樹のような活躍に期待がもてそうだ。
▼ 永野将司
生年月日:1993年3月2日生
ポジション:投手
身長/体重:181センチ/82キロ
投/打:左/左
経歴:日出暘谷高-九州国際大-Honda-ロッテ(D6位)