一軍で投げ続けることが目標
「去年はダメだったので、今年ダメだったらダメと思う。それぐらいの気持ちでやっています」
ロッテの南昌輝は覚悟を持って、プロ8年目に挑む。
今オフは和歌山で自主トレを敢行。自主トレでは「フォームの脱力といいますか、力感なく投げられること」をテーマに練習を行い、「結果を残している選手でもないので、(2月1日から)アピールできればと思って、早めに準備をしています」とハイペースで調整を進めている。
57試合に登板して2.74の好成績を残した2年前は、シーズン序盤こそ敗戦処理だったが、終盤にはセットアッパーを務めた。今季は再び勝ちパターンで投げる活躍が期待される。だが本人は「結果的にそうなればいいんですけど、一軍にずっと入れるようにしていけたらいいなという感じです」と一軍で投げ続けることを目標に掲げた。
また今季から2段モーションが解禁となった。「特に2段モーションに今から変えるつもりはないですけど、有効に使いたいというのはありますね」と、打者との駆け引きなどを含めて、2段モーションを有効活用していきたいとの考えを示した。
2月1日の春季キャンプまで1週間を切った。井口資仁監督は初日から実戦を想定した練習を行うことを示唆。南は「(2月1日から)アピールしていかないと、一軍に残っていけない」と危機感を抱いている。16年に57試合に登板した男は、キャンプ初日から必死にアピールしていく。
▼ 南昌輝
生年月日:1989年1月18日生
ポジション:投手
身長/体重:182センチ/88キロ
17年成績:19試 0勝1敗 防5.09
通算成績:144試 9勝5敗 防3.45