福田永将,
中日の福田永将

◆ 昨季はシーズン自己最多の18本塁打

 中日の福田永将内野手が2日、フリー打撃で柵越えを連発し、観客を魅了した。

 福田は午後からフリー打撃を行い、バッティングピッチャーを務めた吉見一起から、23スイング中10本の柵越えを記録した。「風のおかげ」と謙遜したが、次々飛び出す豪快なアーチに、スタンドからは拍手が沸き起こった。

 今キャンプは同じ右打者の松井佑介と同組で、切磋琢磨しながら調整を重ねている。守備練習では“ホットコーナー”である三塁に就き、声でもチームを鼓舞。攻守両面での充実ぶりが光る。

 昨季は同時期は、右肩のケガに苦しんだ。読谷の二軍キャンプでは、リハビリを兼ねながらチームをサポートする日々が続いた。一軍合流は4月下旬までズレ込んだが、自慢の打力で存在感を示し、チーム日本人最多の18本塁打をマーク。本塁打王・ゲレーロが去った今季は、4番候補にも挙がっている。

 今年はさらに、大野雄大のあとを受け新選手会長にも就任。「去年までとは立場が違う。見られているという自覚を持って、すべての面でレベルアップしたい」と気合が入っている。

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