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オープン戦開幕投手の“その後”

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広島・薮田和樹

2度目の球春到来


 2月24日(土)、多くの球団がキャンプを張った沖縄でオープン戦が開幕した。

 シーズンとは違えど、やはりチームの先陣を切る“開幕投手”には注目が集まる。たとえばリーグ3連覇を目指す広島は、昨年飛躍を遂げた薮田和樹が登板し、3回無安打投球と順調ぶりをアピール。巨人は期待の若手・中川皓太を抜擢すると、5回2安打無失点と首脳陣の期待に応える投球を披露した。

 このように、各球団・各監督が様々な想いを込めて送り出すオープン戦初戦の先発投手。では、昨季この大役を務めた投手は実際のシーズンでどんな成績を残したのか。振り返ってみたい。


阪神・秋山が大ブレイク!


▼ 2017年・オープン戦開幕投手
<セ・リーグ>
広:野村祐輔(3.0回・0奪三振・無失点)
神:秋山拓巳(4.0回・7奪三振・無失点)
De:平良拳太郎(5.0回・4奪三振・無失点)
巨:田口麗斗(3.0回・4奪三振・無失点)
中:又吉克樹(4.0回・2奪三振・1失点)
ヤ:小川泰弘(3.0回・2奪三振・6失点)

 セ・リーグから見てみると、広島は前年の投手二冠・野村祐輔が先発。3回を無失点でまとめ、最多勝・最高勝率投手としての貫禄を見せた。

 阪神は秋山拓巳が先発。当時は通算6勝と伸び悩んでいた投手の一人という立場であったが、4回を7奪三振で無失点という圧巻の投球を披露。好スタートを切って開幕ローテーションのイスを掴むと、シーズンも勢いのままに一気に12勝(6敗)を挙げる大ブレイク。チームの勝ち頭となった。

 DeNAは、人的補償で新加入の平良拳太郎を抜擢。古巣である巨人との一戦に登板させるはからいを見せると、若き右腕も期待に応え、5回を4奪三振で無失点の好投を見せた。一方、巨人も前年に自身初の2ケタ勝利を達成した田口麗斗が先発。3回無失点という上々の投球を見せた。

 軒並み好投を見せた中、唯一打ち込まれたのがヤクルト・小川泰弘だった。新助っ人のパラデス、ダフィーに一発を浴びるなど6失点。結果を残すことができず、開幕投手も石川雅規に譲った。


2人がシーズン開幕投手に


▼ 2017年・オープン戦開幕投手
<パ・リーグ>
ソ:松坂大輔(3.0回・0奪三振・2失点)
西:菊池雄星(3.0回・1奪三振・1失点)
楽:森 雄大(5.1回・3奪三振・5失点)
オ:ディクソン(3.0回・3奪三振・無失点)
日:有原航平(2.0回・0奪三振・無失点)
ロ:大嶺祐太(5.0回・2奪三振・無失点)

 前年大逆転で優勝を逃すも、V奪還を果たすソフトバンクは松坂でオープン戦をスタートさせた。キャンプ・オープン戦では順調な姿を見せていたものの、結局一軍登板はなし。オフには自由契約となった末、テストで中日への入団を勝ち取っている。

 FAで岸孝之が退団した西武は、新エースとして大きな期待を受けていた菊池が先発。上々の滑り出しを見せると、そのままシーズンの開幕投手も務め、最多勝と最優秀防御率の二冠に輝いた。

 日本ハムは大谷翔平が故障で調整遅れとなったこともあり、有原を軸に据える形で調整。有原もシーズンの開幕投手を務めたが、10勝13敗で防御率4.74と苦しい戦いを強いられている。

 オープン戦開幕を経てシーズン開幕投手になったのは、菊池と有原の2名。“期待枠”では秋山がシーズンでも良い結果を残したが、その他の若手投手は一軍の壁に苦しむシーンも見られた。

 果たして、今年はどうなる…?今年の開幕戦・2月24日の先発投手は以下の通り。

▼ 2018年・オープン戦開幕投手
ソ:未
西:未
楽:コラレス(3.0回・0奪三振・3失点)
オ:未
日:ロドリゲス(4.0回・1奪三振・1失点)
ロ:未
広:薮田和樹(3.0回・3奪三振・無失点)
神:岩崎 優(4.0回・3奪三振・1失点)
De:熊原健人(5.0回・3奪三振・無失点)
巨:中川皓太(5.0回・5奪三振・無失点)
中:小笠原慎之介(4.0回・0奪三振・無失点)
ヤ:ブキャナン(2.0回・0奪三振・1失点)


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