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夢のスタートラインに立った男たちと、叶わなかった男のリスタート

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メジャー移籍を目指すも、ロッテに残留となった涌井秀章(C)KYODO NEWS IMAGES

ルーキーが続々デビュー


 迫る球春到来――。キャンプも終わり、オープン戦が開幕すると、いよいよシーズン開幕への期待も高まってくる。

 それは海の向こうも同じだ。メジャーリーグのオープン戦も幕を開け、各地で開幕に向けた戦いがスタート。なかでも日本で話題の的になるのは、新たにメジャーに挑戦する選手たちの状態だ。

 現地時間2月24日(日本時間25日)、エンゼルスの大谷翔平がブリュワーズとのオープン戦で“メジャーデビュー”。1回と1/3を投げて2安打、2失点という内容だったが、たしかに夢への一歩を踏み出した。

 さらに現地26日には、指名打者として“野手デビュー”。ここでは初安打となる適時打を放ち、四球も2つ選んで1打数1安打1打点。3打席で全てで出塁を果たすという上々のスタートを切った。

 ほかにも、ダイヤモンドバックスに移籍した平野佳寿もここまで2試合に登板しており、パドレスに移籍した牧田和久は現地1日に初登板の予定。開幕に向けて目が離せない状況が続く。


復活を期す涌井


 一方で、このオフにメジャー移籍の希望が叶わなかった選手もいる。ロッテの涌井秀章だ。

 海外FA権を行使してメジャー移籍を目指すも、歴史的な移籍市場の停滞もあって残留を決断。石垣島で行われた春季キャンプでは精力的な投げ込みを行い、開幕投手へ向けた調整を続けている。

 ロッテにとって、涌井残留は“最大の補強”とも言われており、本人にとっては残念な結果ではあるが、井口資仁新監督としても頼もしい限りだろう。

 過去にメジャー挑戦が叶わなかった投手といえば、近年ではオリックスの金子千尋の例が思い出される。

 最多勝と最優秀防御率の二冠に輝いた2014年のオフ、メジャー挑戦希望を明言。国内FA権を行使してオリックスに残留した後、ポスティングシステムを利用してのメジャー移籍を目指すといった報道が飛び交ったが、最終的には右肘の手術を受けたこともあってその構想は断念。オリックスに残留した。経緯は違えど、メジャー移籍を希望しながら元の所属に戻ったという結果は一緒だ。

 その金子、迎えた2015年は手術を受けた肘の状態にも苦しんで7勝(6敗)止まり。2016年は肩の不調もあって7勝9敗と苦しい戦いを強いられたが、2017年には12勝(8敗)で3年ぶりとなる2ケタ勝利を達成。復活の兆しを見せている。

 ロッテ移籍2年目の2015年に最多勝を獲得した涌井も、昨季は苦しむチームとともに5勝11敗と低迷。今季は復活を期すシーズンになる。

 悔しい経験をバネに、新生・井口マリーンズの柱となれるか。今季の涌井にかかる期待は大きい。


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