◆ “Bチーム戦”で圧巻の奪三振ショー
エンゼルスの大谷翔平は現地時間2日(日本時間3日)、アリゾナ州メリーベールで行われたブリュワーズとの練習試合に登板。2回2/3を投げて4安打、2失点も、5連続含む8奪三振という快投を披露した。
マイナー選手が中心のいわゆる“Bチーム戦”で、二死でチェンジになる場面があるなどの特別ルールで進められた試合。有望株が並んだ相手に対し、この日は大谷の変化球が冴え渡る。
初回は先頭打者に二塁打を浴びるなど、一死三塁とピンチを招くも3つのアウトすべてを三振で奪って無失点の立ち上がり。2回は無死ニ・三塁から2点適時打を浴びるも、後続を2者連続で三振に斬り、ここで特別ルールでチェンジに。3回は3者連続で三振を奪い、変則ながら2回2/3を投げてアウト8つすべてを三振で奪った。
相手の格はやや落ちるとは言え、投球を受けたレニ・リベラは「スライダーが特に秀逸だった」と絶賛。「打者がのけぞるようなボールがコーナーに決まるんだ」とそのキレ味の鋭さを説明し、「今日の彼は“意地悪”に見えたかも」と語った。
投手としての実戦2戦目を終え、「リズムに慣れてきている」と大谷。開幕に向けて順調な調整を続けている。