「いい結果だった」
3日にナゴヤドームで開幕した『ENEOS 侍ジャパンシリーズ 2018』。オーストラリア代表との強化試合・初戦に先発した千賀滉大は、2回を投げて28球、打者6人全員を三振に斬る完全投球を披露した。
先頭のジョージを速球で押して空振り三振に打ち取ると、続く2番のケネリー、豪球界の“レジェンド”・ヒューズも三振に斬る完ぺきな立ち上がり。2回には変化球も増やしながら、伝家の宝刀“おばけフォーク”が炸裂。三者三振に斬って取り、初回から数えて6連続三振で2イニングを無失点に封じた。
登板を終えた千賀は「普段通り、緊張感なく入れました。ストライクが入って安心しました」とコメント。「無失点で、と思っていましたが、それ以上にいい結果だったので良かったです」と手応えを語った。
思えば愛知・蒲郡出身の千賀にとって、地元凱旋でもあった今回のマウンド。前日会見では「そういった気持ちよりも、このユニフォームに恥じないピッチングができればということだけ」と語っていたが、見事に大きく成長した姿を見せつけた。