中日の福田永将

◆ 今季から選手会長にも就任

 中日の福田永将内野手が10日、1月に死去した星野仙一元監督の追悼試合となった、阪神とのオープン戦(甲子園)に4番としてフル出場。7回にオープン戦第2号となる追撃ソロ、9回には二死から同点打を右前へ運び、試合は2-2の引き分けで終わった。

 福田は阪神先発・秋山の前に第1、第2打席と連続三振。それでも0-2で迎えた7回、一死無走者の場面で打席に入ると、相手の中継ぎ左腕・高橋の直球を捉え、これが左翼ポール際へ飛び込む追撃ソロとなった。

 1点を追う9回は二死一塁の場面で4度目の打席に入り、相手右腕・マテオの暴投で一打同点のチャンスに。ここで2球目の直球を逆らわず逆方向へ弾き返すと、これが二塁走者・松井雅を本塁へ迎え入れる同点適時打となった。

 今季から選手会長に就任した福田。キャンプ終了には「オープン戦は勝利にこだわって、勝ち癖をつけたい。チーム全員が同じ方向を向いていけば、必ずいい成績が残せると思います」と力を込めた。勝利とはならなかったが、劣勢を跳ね返す4打数2安打2打点の活躍。最後まで諦めない気持ちをバットでも示した。

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