飛躍が期待される貴重な中継ぎ左腕!
ヤクルトの中尾輝投手が18日、ソフトバンクとのオープン戦(神宮)に救援登板。1イニングを3者凡退に抑え、2戦連続無失点とした。
中尾は4回3失点だった先発・山中に代わり、5回から2番手として登板。先頭の9番甲斐を右飛に仕留めると、1番今宮は一邪飛。最後は2番高田を左飛に退け、打者3人をテンポよく10球で片付けた。
1年目の昨季は2試合の一軍登板に終わったが、オフにアジア・ウインターリーグに参戦し、9試合の救援登板で防御率0.93をマークした。期待されて臨んだ2年目だったが、1月下旬にインフルエンザを発症し、キャンプは二軍スタート。それでも順調に回復し、オープン戦初登場となった16日の広島戦(神宮)では、2回を1安打無失点に抑えた。
ヤクルトはここまで野手陣の好調ぶりが目につくが、投手陣はオープン戦防御率4.29が示す通り、思うように整備が進んでいない。その中で、2戦連続で好リリーフを見せた背番号『13』。貴重な中継ぎ左腕として、このまま開幕一軍へ突き進んでほしいところだ。