多くのルーキーがデビュー
3月30日、プロ野球の新シーズンが開幕。初日から各地で熱戦が繰り広げられた。
手に汗握る戦いのなか、各地で期待のルーキーたちがプロとしての第一歩を踏み出している。今回は開幕戦からデビューを果たした“プロ1年生”たちの奮闘を振り返ってみよう。
サイクルリーチの大暴れ!
プロ初打席で楽天のエース・則本昂大から二塁打を放つと、第2打席では三塁打を放ち、7回の第4打席でも安打を記録。本塁打が出ていればサイクル安打という大当たりだった。開幕戦からいきなり3安打をマークしたルーキーというと、球団では1997年の小坂誠以来で21年ぶりの快挙。期待の即戦力ルーキーが躍動した。
なお、ロッテではドラフト4位ルーキー・菅野剛士も「6番・左翼」でスタメン出場。開幕戦で2人のルーキーが先発出場するのは、こちらも1997年の小坂誠・清水将海以来で21年ぶり。菅野も4回にプロ初安打をマークしたほか、四球や犠打でもチームに貢献している。
チーム唯一の安打がルーキー
巨人も2人のルーキーがいきなりの活躍。ドラフト3位ルーキー・大城卓三とドラフト5位ルーキー・田中俊太はいずれも代打からの出場となったが、ともにプロ初安打をマークした。
ほかにも、オリックスのドラフト8位・山足達也は「2番・二塁」で先発出場を果たすと、初回の第1打席で千賀滉大から安打をマーク。これがこの日チーム唯一の安打だった。
また、野手の活躍が目立ったなか、投手では日本ハムのドラフト2位右腕・西村天裕が唯一のデビュー。1回を1安打・1四球も1奪三振で無失点という内容で初登板を終えた。
開幕戦でデビューを果たしたルーキーたち
【巨人】
・大城卓三(ドラフト3位/NTT西日本)
7回裏に代打で初出場。一二塁間を破る安打を放つ。
・田中俊太(ドラフト5位/日立製作所)
7回裏に代打で初出場。セカンドへの内野安打を放つ。
【DeNA】
・神里和毅(ドラフト2位/日本生命)
「7番・右翼」で先発出場。4打数無安打。
・宮本秀明(ドラフト7位/パナソニック)
9回裏に代打で初出場。ニ飛に倒れる。
・楠本泰史(ドラフト8位/東北福祉大)
5回裏に代打で初出場。死球で出塁。
【日本ハム】
・西村天裕(ドラフト2位/NTT東日本)
9回から5番手で登板。1回を1安打・1四球・1奪三振で無失点。
【ロッテ】
・藤岡裕大(ドラフト2位/トヨタ自動車)
「2番・遊撃」で先発出場。6打数3安打と活躍。
・菅野剛士(ドラフト4位/日立製作所)
「6番・左翼」で先発出場。3打数1安打でプロ初安打をマーク。
【オリックス】
・山足達也(ドラフト8位/Honda鈴鹿)
「2番・二塁」で先発出場。初回にこの日チーム唯一の安打を放ち、3打数1安打。