● マーリンズ 6 - 10 カブス ○
<現地時間3月31日 マーリンズ・パーク>
2戦連続となった延長戦をカブスが制した。カブスはドジャースからFA移籍したダルビッシュ有投手が初先発したが、5回途中5失点で白星ならず。マーリンズは田沢純一投手が1イニングを無失点に抑えたが、チームの勝利にはつながらなかった。
ダルビッシュは初回、2番ディートリッチに2ランを浴びいきなり失点。その後は粘りの投球を見せたが、3点リードの5回に先頭打者の打球が右の足先付近を直撃。ノーダメージをアピールしそのまま続投したが、四球と右前打で無死満塁とされたあと、2本の適時打を浴び5-5の同点とされたところで降板した。
なおもピンチは続いたが、2番手左腕のダンシングが好救援。ダルビッシュは4回1/3を投げ、5安打4奪三振4四死球の内容。終始制球に苦しみ、新天地デビューを白星で飾ることはできなかった。
その後、試合は6-6となり2戦連続の延長戦へ。カブスは10回、7番ゾブリストの右前適時打で勝ち越しに成功すると、二死満塁から2番ブライアントが走者一掃の3点適時二塁打を放ち試合を決めた。
マーリンズは5-6の8回表に田沢を3番手として投入。右腕は一死から四球と右前打で一、三塁のピンチを招いたが、9番アルモラを落差のあるカーブで、続くハップは高めの直球で連続三振。1回零封で開幕から2戦連続無失点とし、その裏の同点劇につなげた。しかし、4番手のジーグラーが10回に一挙4点。2戦連続の延長戦勝利とはならなかった。