野村克也氏(C)KYODO NEWS IMAGES

 1日に放送された『S☆1』(TBS系)に野村克也氏がVTR出演し、同日に行われた阪神戦に登板した巨人の上原浩治について言及した。

 10年ぶりに日本球界に復帰した上原はこの日、1点リードの8回からマウンドへ。持ち味のテンポの良い投球と、伝家の宝刀“スプリット”で1イニングを三者凡退に抑えた。

 野村氏は上原の投球に「投げっぷりがいいよね。打てるものなら打ってみろというのが(投球)フォームに表れている。体全体に闘争心をむき出しにして投げるからバッターも、気持ちの上で負けることもあるんじゃない」と解説した。

 また、野村氏はベンチに戻った後の上原のハイタッチに注目。「アメリカンスタイルだね。ムードメーカーになれるよね。単なるハイタッチだけど勢いがある。ベンチ帰っても声を出して、手を叩いて、ピッチング以外のプラスアルファがある」と投球以外でもチームにもたらす“上原効果”について語った。

 1イニングを完璧に抑えた上原の後を受けて、9回から登板した守護神・カミネロも走者を出しながらも0に抑え、巨人は3-2で勝利した。

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