◆ ピンチの連続も3失点で踏ん張る
中日の松坂大輔投手が5日、巨人との3回戦(ナゴヤドーム)で移籍後初登板初先発。5回8安打3失点(自責点2)の内容で、2点ビハインドの6回から救援陣にマウンドを譲った。
松坂は初回、1番立岡の内野安打をきっかけに一死一、三塁のピンチを招くと、4番ゲレーロに巨人移籍後初打点となる先制適時打を左前へ運ばれた。それでも、続くピンチは連続三振で切り抜け、2回も先頭の7番亀井を空振り三振に。前の回から3者連続三振とした。
1-1の3回は、2番吉川尚、3番坂本勇に連続で不運な安打を浴び、続くゲレーロは四球。満塁のピンチで5番マギーは注文通りの併殺打に仕留めたが、この間に三塁走者の生還を許した。二死三塁となり、続く岡本は遊撃への平凡なゴロに打ち取ったが、これを京田が一塁へ悪送球。思わぬ形で3点目を失った。
松坂は4回以降もピンチの連続。それでも決定機であと一本を許さず、5回8安打5奪三振3失点(自責点2)の内容。2点ビハインドの5回裏、代打・藤井を送られ降板となった。
松坂の日本での先発は、西武在籍時の2006年9月26日のロッテ戦以来、4209日ぶり。勝利投手となれば同年9月19日のソフトバンク戦以来、4216日ぶりの白星となったが、勝利投手の権利は得られなかった。
中日は6回、6番高橋の右前適時打で1点差に迫るも、あと1点が届かず。2-3で敗れ、5回3失点の松坂は敗戦投手となった。