2回に先制打を放ちベンチの声援に応えるエンゼルスの大谷

● レンジャーズ 2 - 7 エンゼルス ○
<現地時間4月11日 グローブライフ・パーク・イン・アーリントン>

 エンゼルスの大谷翔平選手が11日(日本時間11日)、敵地でのレンジャーズ戦に「8番・指名打者」で先発出場。2回に先制点となる左前適時打を放ち、チームのリーグ10勝一番乗りに貢献した。

 大谷は0-0の2回、二死一、二塁の好機で第1打席に入った。相手の先発左腕、ムーアが投じた内角寄りのボールにバットを出すと、打球はやや詰まりながらも三遊間を突破。これが先制となる適時打となった。

 3回も一死三塁の好機で打席が回ってきたが、ここはムーアの前に見逃し三振。6回は2番手右腕・ブッシュから痛烈な打球を放ったが、ここはブッシュの好フィールディングに阻まれ、結果は投直だった。

 5-1の8回は、先頭打者として左腕のディークマンから四球を奪取。直後、日本ハム時代の同僚・マーティンが登板し、一死後、大谷へけん制。ここは一旦アウトと判定されたが、チャレンジの末セーフ判定。しかし、マーティンは再び素早いけん制を送り、今度は正真正銘のアウト。大谷は元同僚の執念に屈し、苦笑いを浮かべながらベンチで引き揚げた。

 この日の大谷は4度打席に立ち、3打数1安打、1打点1四球1三振の成績。打率は.364となり、通算8打点目を記録した。

 エンゼルスは、メジャーデビューとなった先発・バリアが5回1失点で初勝利。打線は4回以降にも効率よく加点し、9安打で7点を奪った。

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