● ロイヤルズ 1 - 7 エンゼルス ○
<現地時間4月12日 カウフマン・スタジアム>
エンゼルスの大谷翔平選手は現地時間12日(日本時間13日)、敵地でのロイヤルズ戦に「8番・指名打者」で先発出場。7回の第4打席に満塁から走者一掃の三塁打を放つなど、4打数1安打・3打点の活躍でチームの勝利に貢献した。
この日も8番でスタメン出場となった大谷。第1打席はきわどいコースもストライクと判定されて見逃し三振に倒れ、第2打席も左飛で凡退。迎えた6回の第3打席では、二死二塁のチャンスで打席に向かうも、ここはロイヤルズ側が“申告敬遠”を宣言。メジャー初の敬遠、それも“投げない敬遠”に驚いた表情を見せながら、一塁へと歩いた。
そして、無安打のまま迎えた7回の第4打席。二死満塁のチャンスで打席に入ると、ロイヤルズの3番手ブランドン・マウアーが投じた内角球をライナーで右中間へ。走者を全員還し、打った大谷も悠々三塁に到達。メジャー初の三塁打で打点3を記録した。
9回に回ってきた5打席目は三ゴロに倒れるも、この日は4打数1安打、1四球で打点3。今季の打点を一気に11まで伸ばし、一時は打点チームトップに浮上。8回にマイク・トラウトがソロを放ったため、現在は大谷とトラウトが11打点で並ぶ格好となっている。
代打凡退で連続試合安打は途切れたものの、スタメン出場では全6試合で安打をマーク。それも8番という打順で、かつ出場機会も限られる中で打点を稼ぎ続ける男…。“二刀流旋風”はまだまだ終わりそうにない。