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“秘密兵器”候補?ファームで奮闘する助っ人に注目

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支配下登録を勝ち取ったフランスア(C)KYODO NEWS IMAGES

広島にはふたりの秘密兵器


 セ・リーグ首位を走る広島で、また新たな力がベールを脱いだ。

 5月22日に行われた巨人戦の6回、3番手としてレオネル・カンポスが今季初登板。先頭のアレックス・ゲレーロに四球を出すも、つづく阿部慎之助を併殺に斬って二死。その後は岡本和真に安打を許すも、亀井善行を内野ゴロに打ち取って1回無失点のNPBデビューを果たした。

 今季からチームに加入した188センチの長身右腕。高い奪三振能力がウリでリリーフ陣の一角として期待を受けるも、オープン戦では5試合の登板で防御率5.79、四球が4つとアピールできずに二軍からのスタート。それでも、ファームでは14試合の登板で1勝1敗、防御率2.51と安定した投球を披露。外国人枠の関係からなかなかチャンスが巡ってこなかったが、先発の柱であるクリス・ジョンソンが夫人の出産に立ち会うためにチームを離れることになったため、ちょうど空いた枠に滑り込んだのだった。

 また、その“ジョンソンの穴”という点ではもう一人おもしろい投手がいる。カープアカデミー出身の24歳左腕ヘロニモ・フランスアだ。

 3月9日に育成契約を結んだ若きドミニカンであるが、ファームで8試合に登板して2勝1敗、防御率2.57という好成績が認められて5月21日に支配下登録。異例のスピードで2ケタの背番号を掴み取った。すると、ジョンソン不在で空いた先発の枠にそのまま抜擢。26日に本拠地で行われる中日戦で一軍デビュー・初先発の大役を務めることになっている。

 昨季もバティスタがシーズン途中に支配下登録を勝ち取って活躍したり、ファームにはアレハンドロ・メヒアという格の違いを見せつけるような活躍を見せる選手がおり、12球団でも一・二を争うような熾烈さの外国人枠争い。中でも今季からチームに加わった2人の投手、カンポスとフランスアの今後には注目だ。


“もうひとりのオコエ”は救世主となるか


パ・リーグでは、最下位からの逆襲を期す楽天の“もうひとりのオコエ”に期待がかかっている。

 24日に東京ドームで一軍デビューを果たしたオコエ・ディクソン。開幕直前に加入が決まった28歳は、昨季は3Aで24本塁打を放ったという長打力がウリ。昨年10月に手術した左肩の故障の影響から二軍でじっくりと調整を続けてきたが、実戦復帰すると6試合で打率.350、2本塁打と見事な活躍を見せ、すぐに一軍から声がかかった。

 デビュー戦となった24日の試合は4打数無安打、2三振とファンの心を掴むことはできなかったものの、打率・得点ともにリーグワーストという苦しいチーム状況のなかで起爆剤としての期待は高い。昨季前半の快進撃を支えたカルロス・ペゲーロに元気がない今、最下位に沈むチームの救世主となれるだろうか。

 近年は枠以上の人数を獲得し、その中で各選手を競わせながら、調子の良い選手を使うという運用も増えてきたプロ野球の助っ人事情。今回はリーグ3連覇を目指す広島と最下位からの逆襲を期す楽天の選手を取り上げたが、この2チームに限らず各チームの二軍で“その時”を待っている外国人選手から目が離せない。


【その他・ファームで奮闘する助っ人たち】

<投手>
▼ テイラー・ヤングマン(巨人)
7試(44.1回) 4勝2敗 防1.62

▼ サムエル・アダメス(巨人)
15試(16.2回) 1勝1敗9セーブ 防2.70


<野手>
▼ アレハンドロ・メヒア(広島)
18試 率.319(69-22) 本1 点10

▼ ホルヘ・マルティネス(巨人)※育成
36試 率.280(118-33) 本4 点17


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