30日に横浜スタジアムで行われた『DeNA-広島』の試合前に、1998年の優勝メンバーである谷繁元信氏と鈴木尚典氏がトークショーとセレモニアルピッチを実施。1998年の優勝当時のユニフォームを着て戦う『GET THE FLAG! SERIES 2018』の一環で来場した谷繁氏と鈴木氏は、20年前の思い出や現チームへのエールを送った。
二人は共に高卒で入団し、谷繁氏が鈴木氏の2歳年上の関係。1年目から一軍でマスクを被っていた谷繁氏は、自身が「調子に乗っていた」と語り、鈴木氏に対して冷めた感じであまり接点を持たなかったという。
一方の鈴木氏は、20歳でヒゲ、金のネックレスの谷繁氏を見て「ホントに2個上なのか!?」とビックリしていたことを告白。優勝時は「5点差ぐらいならひっくり返せるような雰囲気だった」と鈴木氏が語ると、「いつも5点も取られてるみたいじゃないか!」と谷繁氏が突っ込み、シリーズでは盗塁をした鈴木氏が「MVP狙ってるんじゃねぇ!」と谷繁に叱られたエピソードを披露するなど、終始和やかに息の合ったところを見せていた。
現チームについて谷繁氏は、「今は微妙な感じ。ただ力は付いてきている。チーム力が上がってきているところ」とコメント。鈴木氏は「優勝争いするのは当たり前になってきている」と評価し、二人とも「早く優勝してほしい」とOBの切なる想いを口にした。
また、プレイボールに先駆けて行われた「セレモニアルピッチ」では、鈴木氏が横浜高校の後輩である筒香嘉智を、谷繁氏は嶺井博希を相手に“魂”の込もった投球を披露。当時のユニフォームに袖を通した二人に、満員に膨れ上がったファンから大きな歓声と拍手が送られた。
ピッチングを終えた谷繁氏は、「久しぶりにユニフォームを着て投げて、野球はいいものと感じた」と振り返り、ファンに対しては「温かい声援だけでなく、時には罵声を浴びせるのもいいのでは」と叱咤も必要だと語った。
セ・リーグで最も優勝から遠ざかっているベイスターズ。レジェンドOBの激励を受け、20年振りの栄冠を勝ちとることを、ファンもOBも願っている。
取材・文=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)
二人は共に高卒で入団し、谷繁氏が鈴木氏の2歳年上の関係。1年目から一軍でマスクを被っていた谷繁氏は、自身が「調子に乗っていた」と語り、鈴木氏に対して冷めた感じであまり接点を持たなかったという。
一方の鈴木氏は、20歳でヒゲ、金のネックレスの谷繁氏を見て「ホントに2個上なのか!?」とビックリしていたことを告白。優勝時は「5点差ぐらいならひっくり返せるような雰囲気だった」と鈴木氏が語ると、「いつも5点も取られてるみたいじゃないか!」と谷繁氏が突っ込み、シリーズでは盗塁をした鈴木氏が「MVP狙ってるんじゃねぇ!」と谷繁に叱られたエピソードを披露するなど、終始和やかに息の合ったところを見せていた。
現チームについて谷繁氏は、「今は微妙な感じ。ただ力は付いてきている。チーム力が上がってきているところ」とコメント。鈴木氏は「優勝争いするのは当たり前になってきている」と評価し、二人とも「早く優勝してほしい」とOBの切なる想いを口にした。
また、プレイボールに先駆けて行われた「セレモニアルピッチ」では、鈴木氏が横浜高校の後輩である筒香嘉智を、谷繁氏は嶺井博希を相手に“魂”の込もった投球を披露。当時のユニフォームに袖を通した二人に、満員に膨れ上がったファンから大きな歓声と拍手が送られた。
ピッチングを終えた谷繁氏は、「久しぶりにユニフォームを着て投げて、野球はいいものと感じた」と振り返り、ファンに対しては「温かい声援だけでなく、時には罵声を浴びせるのもいいのでは」と叱咤も必要だと語った。
セ・リーグで最も優勝から遠ざかっているベイスターズ。レジェンドOBの激励を受け、20年振りの栄冠を勝ちとることを、ファンもOBも願っている。
取材・文=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)