初回に2点適時二塁打を放ちガッツポーズする広島・西川=甲子園(C)KYODO NEWS IMAGES

● 阪神 3 - 9 広島 ○
<14回戦・甲子園>

 広島が3カード連続の勝ち越しを決め、貯金を再び今季最多の16とした。阪神は先発・藤浪が1/3回5失点と乱れ3敗目(2勝)。5位へ後退し、夏のロードに旅立つことになった。

 試合開始前の豪雨の影響で、1時間12分遅れて始まった一戦。広島は初回、制球に苦しむ藤浪から無死満塁の好機を作ると、4番鈴木の遊ゴロの間に先制点を奪った。さらに、6番西川の2点適時二塁打で3-0とすると、代わった岡本から、8番磯村も右前への2点適時打を一挙5得点。初回から試合の主導権を握った。

 4回以降も鈴木の連続打点、3番丸の21号2ランなどで計15安打9得点。先制、中押し、ダメ押しと、理想的に加点した。

 先発の岡田は3回1失点で降板したが、2番手・アドゥワ、3番手・一岡が、2イニングをそれぞれ無安打無失点。アドゥワが3勝目(1敗)を手にし、小刻みな継投で阪神打線の反撃を封じた。

 阪神は藤浪の乱調が響き、DeNAと入れ替わり5位へ転落。右腕は自己最短となる1/3回でマウンドを降り、2安打4四球の内容で5点を失った。

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