長打力と快足で反撃の口火切る!
エンゼルスの大谷翔平選手が現地時間10日(日本時間11日)、本拠地でのレンジャーズ戦に「5番・指名打者」で先発出場。4回に痛烈な二塁打を放ったあと積極果敢な三盗を決め、反撃の狼煙となる本塁生還を果たした。
レンジャーズの先発は左腕のマイナー。大谷は敵地で行われた9月4日(同5日)の前回対戦時に16号ソロを放ち、これが左投手からのメジャー初本塁打となった。
この日の初打席は0-4で迎えた2回、先頭打者として打席に入った。大谷は初球を内角球をコンパクトに叩いたが、右翼線を襲ったライナーは惜しくもファウル。2ストライク後、内角のボールゾーンから曲がってきた変化球に手が出ず、第1打席は見逃し三振に倒れた。
それでも4回、再び先頭打者として打席に入ると、マイナーから右中間への二塁打を放った。一死後、7番ワードの打席で今季9盗塁目となる三盗に成功。一旦アウトと判定されたジャッジがチャレンジの末に覆った。その後、一死一、三塁となり、8番フェルナンデスの中前打で生還。エンゼルスは1-4と3点差に迫った。
打撃好調の大谷は、9月3日~9日のア・リーグ週間MVPを受賞。同期間は打者として5試合にスタメン出場し、3戦連発を含む打率.474(19打数9安打)、4本塁打、10打点、2盗塁をマークした。
大谷の週間MVP受賞は今季2度目。前回受賞の4月第1週は、打者として3戦連続弾を含む打率.462(13打数6安打)、投手としては1試合に先発し、7回1安打12奪三振無失点の快投で2勝目を挙げた。