8回に逆転となる38号3ランを放つエンゼルスのマイク・トラウト

○ アストロズ 10 - 5 エンゼルス ●
<現地時間9月22日 ミニッツメイド・パーク>

 エンゼルスの大谷翔平選手が22日(日本時間23日)、アストロズ戦に「4番・指名打者」で先発出場し、3試合ぶりのヒットとなる内野安打を放った。チームは4点リードの8回に一挙9失点。4試合連続2ケタ失点で4連敗となった。

 アストロズの先発は、ここまで16勝9敗、防御率2.67のバーランダー。大谷とサイ・ヤング賞右腕の対戦は今季5度目で、過去4試合は12打数3安打5三振ながら、安打は1本塁打2二塁打とすべて長打だった。

 この試合は初回、二死一塁の場面で第1打席が巡ってきたが、ここは内角の変化球に詰まらされ遊撃後方への飛球。4回の第2打席はライナー性の打球を弾き返したが、打球は一塁手・グリエルのグラブにダイレクトで収まった。0-1で迎えた7回の第3打席は、救援右腕のプレスリーと対戦。最後は鋭く落ちる変化球にバットが空を切り、空振り三振に倒れた。

 エンゼルスは打線全体でも、バーランダーの前に6回まで1安打11三振で無得点。それでも0-1の8回、アストロズ救援陣相手に代打・アルシアの適時二塁打で同点に追いつくと、一死一、三塁から、3番トラウトが逆転となる38号3ランを左中間席へ運んだ。

 大谷は直後に4度目の打席に入り、三塁への内野安打をマーク。これが3試合ぶりの安打となり、その後、6番シモンズの適時二塁打で5点目のホームを踏んだ。この日は4打数1安打、1三振1得点の内容。打率は.285となった。

 5-1の4点リードで8回裏を迎えたエンゼルスだったが、救援陣が大乱調。四球連発後に適時打を浴びる悪循環で、あっという間に1点差に迫られた。なおも一死満塁から、代打・ホワイトの三ゴロを、三塁・ワードが二塁へ悪送球。併殺でピンチ脱出かと思われたが、まさかの適時失策で5-6と逆転を許した。

 その後もアルテューベに13号2ランを浴びるなど8回だけで一挙9失点。エンゼルスは4試合連続の2ケタ失点で4連敗となった。

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