SMBC日本シリーズ2018・第5戦
○ ソフトバンク 5x － 4 広島 ●
＜11月1日　ヤフオクドーム＞

　ソフトバンクがサヨナラ勝ちで3連勝。延長10回に4番柳田が試合を決める右越えソロを放った。ソフトバンクは今シリーズの通算3勝1敗1分とし、2年連続の日本一に王手。これで日本シリーズの本拠地ゲームは、中日と戦った11年の第7戦から破竹の12連勝となった。

　ソフトバンクは序盤から追いかける展開。それでも3－4で迎えた7回、2番明石の右越えソロで4－4の同点に追いついた。そして同点のまま迎えた10回、先頭の柳田が広島・中崎のスライダーを強振。打球は右翼テラス席へ飛び込むサヨナラ弾となった。

　主役はお立ち台に上がり、「疲れました！」と無邪気な笑顔。サヨナラ弾はバットを折りながらの柵越えだったことを明かし、「『うわぁ、折れたぁ』と思ってたんですけど、テラスに入ったんでビックリしました。初めての経験なんで、すごくうれしいです」と興奮気味に話した。

　工藤監督は勝利監督インタビューで、「さすが4番。大きな試合で大きな仕事をしてくれた」と主砲に賛辞。「今年最後のヤフオクの試合だったので、勝って終わりたかった」と、本拠地3連勝で2年連続の日本一に王手。「明後日、全力で戦って、日本一になります」とファンに誓った。