いま話題の…
侍ジャパンの稲葉篤紀監督が8日(木)、翌日に開幕する『2018日米野球』を前に会場となる東京ドームで記者会見に臨み、日米の“ゴールドグラブ捕手”に熱視線を送った。
両チームの注目選手について尋ねられた稲葉監督は「個人名を挙げるのは難しいですけど」と前置きした上で、「今話題になっていますキャッチャーの甲斐選手とモリーナ選手の強肩対決を楽しみにしたいと思います」とコメント。
“甲斐キャノン”の異名を持つ強肩で6連続盗塁阻止を記録して日本シリーズのMVPを受賞し、この日発表された『三井ゴールデングラブ賞』にも名を連ねた甲斐拓也(ソフトバンク)と、WBCのプエルトリコ代表として侍ジャパンとの対戦経験があり、今年は自身9度目となるゴールドグラブの栄誉に輝いたメジャー最強捕手ヤディエル・モリーナ(カージナルス)という、日米の扇の要を注目選手に挙げた。
新人王候補と最強捕手
一方、MLBオールスターチームを指揮するドン・マッティングリ-監督も「優れた選手がたくさんいる。一人を選ぶのは難しい」としつつ、「若手の中では」という但し書きをつけて今季の新人王候補である「ロナルド・アクーニャJr.」の名前を挙げた。「非常にエキサイティングなプレーをするし、アベレージも高くパワーも足もある。肩も強く、守備面も優れている」と弱冠20歳で26本塁打、打率.293を記録したルーキーを絶賛したが、「私個人としては」と言って名前を挙げたのは、やはり「モリーナ」だった。
そのモリーナについて、普段はマーリンズを指揮しているマッティングリ-監督は「対戦相手として、いつも私の方がエキサイトしてしまうような素晴らしいプレーをしてくれるキャッチャー。試合のコントロールの仕方も素晴らしい。キャッチング技術も優れている」と賛辞を送り、「自分のチームの選手として指揮できることを楽しみにしている」と続けた。