来季から「日本人枠」
阪神は10日、ランディ・メッセンジャー投手(37)と来季の選手契約を結んだことを発表。勝ち頭の残留が正式に決定した。
メッセンジャーは2009年オフに阪神に入団。来日2年目の2011年から先発ローテーションに定着すると、同年から4年連続2ケタ勝利、6年連続150イニング以上に登板するなど、球団史上屈指の助っ人投手として活躍してきた。
今季は28試合(173.2回)に登板し、11勝7敗、防御率3.63の成績。勝利数、投球回数はいずれもチームトップで、9年目の今季も“大黒柱”として活躍した。自身7度目の2ケタ勝利はNPBの外国人投手としては史上初、通算100勝の大台まではあと「5」に迫っている。
今季途中に国内FA権の条件を満たし、来季からは日本人枠での扱いとなる。今季17シーズンぶりの最下位に沈んだ阪神にとって、来季は巻き返しを図る重要なシーズン。再浮上に向けて、計算できるメッセンジャーの力は必要不可欠と言えるだろう。来季、節目となる10年目を迎えるベテランの投球術に注目だ。
▼ メッセンジャー投手・コメント
来シーズンから日本人選手扱いとなりますが、入団当初は考えもしなかったことが実現し大変誇りに思います。
チームメートやスタッフの皆さんに支えられてここまできましたが、後はみんなと一緒に優勝を勝ち取りたいという思いです。
またキャンプで会いましょう。
プロフィール
ランディ・メッセンジャー
ポジション:投手
投 打:右投右打
身長体重:198cm/121kg
生年月日:1981年8月13日(37歳)
経歴:MLBマーリンズ → ジャイアンツ → マリナーズ → 阪神2010年~
▼ 今季成績
・28試合(173.2回)
・11勝7敗(勝率.611)
・防御率3.63
・149奪三振
▼ 通算成績
・249試合(1527.1回)
・95勝77敗(勝率.552)
・防御率3.05
・1420奪三振