◆ 積極的な血の入れ替えでV奪還を…
球団ワーストタイとなる4年連続のV逸…。結果が求められる巨人は、2015年以来4シーズンぶりに原辰徳監督が復帰。悲願の優勝を目指すチームはコーチ・スタッフの顔ぶれも刷新した。一軍コーチには宮本和知投手総合コーチ、相川亮二バッテリーコーチ、元木大介内野守備兼打撃コーチ、鈴木尚広外野守備走塁コーチら、NPBでコーチ経験のない顔も並ぶ。
新体制でオフを迎えた新生・巨人軍は、まずFA市場から丸佳浩と炭谷銀仁朗を獲得。新助っ人も豪華で、今季パドレスで20本塁打を放っているビヤヌエバと契約を結ぶことに成功。加えてオリックスを自由契約となっていた中島宏之に、前マリナーズの岩隈久志といった実力者を新戦力として迎え入れた。
一方、今季は杉内俊哉や山口鉄也、西村健太朗ら第2次原政権を支えた功労者が相次いで引退したうえ、ベテラン助っ人のマギーも退団。また、積極補強の代償として、巨人投手陣の精神的支柱でもあった内海哲也が人的補償というかたちで西武へ移籍した。
今後の最大の注目点は、丸佳浩の人的補償。内海というチームの象徴的な選手が退団したこともあり、広島の補償選択には注目が集まる。選手・スタッフともに大きな動きがあった巨人は、どのような形で新シーズンを迎えるのだろうか。
◆ 2018年内のIN/OUTまとめ
【IN】17名
▼ FA
<捕手>
炭谷銀仁朗(31)
<外野手>
丸 佳浩(29)
▼ 自由契約選手
<投手>
岩隈久志(37) ※前マリナーズ
<内野手>
中島宏之(36)
▼ 新外国人選手
<投手>
レイミン・ラモス(22)
ライアン・クック(31)
<内野手>
クリスチャン・ビヤヌエバ(27)
<外野手>
イスラエル・モタ(22)
▼ ドラフト
<投手>
高橋優貴(21)
直江大輔(18)
横川 凱(18)
戸郷翔征(18)
平井快青(18)
沼田翔平(18)
<内野手>
増田 陸(18)
松井義弥(18)
黒田響生(18)
【OUT】18名
▼ FA補償
<投手>
内海哲也(36) ※西武へ
▼ トレード
<外野手>
橋本 到(28) ※楽天へ
▼ 現役引退
<投手>
杉内俊哉(37) ※二軍投手コーチ
山口鉄也(34) ※アカデミーコーチ
西村健太朗(33) ※アカデミーコーチ
<内野手>
脇谷亮太(36)※スカウト
寺内崇幸(35)※BCリーグ・栃木監督
▼ 自由契約
<投手>
アルキメデス・カミネロ(31)
篠原慎平(28)
廖 任磊(25) ※西武へ
成瀬功亮(26)
田中大輝(26)
<捕手>
河野元貴(27)
<内野手>
ケーシー・マギー(36)
中井大介(28) ※DeNAへ
辻 東倫(24)
<外野手>
青山 誠(26)
松沢裕介(26)
※その後、現役引退となった選手も含む