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広島は西川が外野挑戦、根尾加入の中日は? 今季注目のコンバート案【セ編】

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広島・西川龍馬

広島は将来の正妻候補・坂倉も外野挑戦!?


 年が明け、一部の選手たちは自主トレを開始。キャンプインまで1カ月を切り、新たなシーズンが日に日に近づいている。

 オフの補強状況は球団によって様々。手薄な部分は既存戦力で補うべく、前年の秋季キャンプの段階からポジションチェンジなどの試行を重ねるチームも多かった。そこで今回は、新シーズンへ迎えた各球団の主なコンバート案をまとめてみた。今回はセ・リーグ編。

 昨シーズン球団初のリーグ3連覇を達成した広島は、大黒柱だった丸が巨人へFA移籍。さらに、新井とエルドレッドも退団し、例年以上に若手の底上げが求められる。丸移籍に伴う中堅守備は、昨シーズン左翼のレギュラーだった野間が穴埋め要員の第1候補。この移動も含め、より流動的になるであろう一塁、三塁、左翼のポジション争いが、2月キャンプの見どころだ。

 注目は4年目を迎える西川だ。今季は自己最多の107試合に出場し、打率.309をマークした。しかし、主に三塁を託された守備で、12球団ワーストとなる17失策を記録。その約半数がスローイングによるミスだったことから、昨年の日本シリーズ中から外野の守備練習を開始していた。

 西川の外野守備にメドが立てば、外国人枠の運用も円滑になる。広島は昨季まで在籍したジョンソン、フランスア、ヘルウェグ、バティスタ、メヒアに加え、新たに右腕のローレンスと左腕のレグナルトを獲得した。打高投低のチームバランスを考えれば、助っ人4枠は投手3、野手1が妥当なところ。そこで、バティスタ(一塁、左翼)、メヒア(一塁、三塁)とポジションが被る西川が外野も兼務できれば、主力であるジョンソンとフランスアのほかに、助っ人をもうひとり投手に回すことができる。

 また、3年目を迎える捕手の坂倉も、秋季キャンプで外野練習を行った。こちらは昨年ファームで、打率.329、4本塁打、OPS(出塁率+長打率).919を記録。将来の正捕手候補として順調に育っている20歳だが、一軍が想定外の得点力不足に陥るようなことがあれば、外野手として打線の救世主になるかもしれない。

G阿部、T鳥谷は全盛期のポジションで勝負


 ヤクルトは、昨シーズン中継ぎで飛躍した中尾が先発挑戦を視野に入れ、4年目の渡辺は内野から外野への転向を決意するなど、若手の可能性を模索している。昨季は坂口の一塁コンバートが大当り。高校時代は捕手だったドラ1・村上を三塁手として鍛えるなど、一定の成功を収めた。

 巨人と阪神は、チームの顔であったベテランが、全盛期のポジションで復活を期す。開幕前に40歳となる巨人の阿部は、再び捕手として勝負することを明言。一方で、2年目捕手の大城は一塁守備に挑戦するなど、ポジションチェンジが活発だ。

 阪神の鳥谷は遊撃に戻る。金本前監督の下、三塁へコンバートされた2017年にゴールデングラブ賞を受賞。それもつかの間、今度は主戦場を二塁へ移したが、昨年は思うような活躍ができなかった。そして38歳となる今季は、再び遊撃での勝負を決意。阿部同様、チームにどんな影響を及ぼすか注目が集まる。

 DeNAは、2年目内野手の宮本が外野、同じく2年目外野手の楠本が一塁と、それぞれ秋季キャンプから新たな可能性を模索している。またラミレス監督は、昨季の本塁打王・ソトを新シーズンは二塁で積極的に起用する意向。梶谷の復活、細川の成長などに期待しながら、打線に厚みをもたらすことが狙いだ。

 中日は大阪桐蔭高時代、投手と野手の二刀流で鳴らした根尾の獲得に成功。注目のドラ1は遊撃一本で勝負することを明言し、与田新監督は京田と競わせる方針を示した。さらに根尾のアピール次第では、京田を二塁へコンバートし、昨シーズン正二塁手として成長した高橋を三塁へ回す可能性もありそう。昨シーズン初めて規定打席をクリアした三塁・福田も含め、ハイレベルなレギュラー争いに期待。注目ルーキー次第で、“玉突きコンバート”なんてこともありそうだ。

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