コンディションは上々
今季から活躍の場を西武に移した内海哲也投手(36)が23日(水)、西武第二球場で行われた自主トレを公開した。
巨人の今村信貴投手、大江竜聖投手と鹿児島・奄美大島で行っていた合同自主トレから戻ってきたばかりということもあり、「あまり飛ばし過ぎないように、慎重に。毎年、暖かいところから帰ってきての初日は気をつけています」と話したとおり、入念なウォームアップののち、巨人時代の同僚でもある高木勇人投手と共に約2時間、ランニング系のトレーニングやキャッチボール、ノックなどで汗を流した。
西武第二では初めてのトレーニングとなったが、自主トレを行っていた若手や中村剛也内野手や秋山翔吾外野手らと挨拶や談笑する場面もあり、「きょう会った選手もにこやかに挨拶してくれたし、中村選手、秋山選手も親身になって話してくれるのですごくありがたい」と感謝。一緒に練習を行った高木勇に関しても「めちゃくちゃ心強い。ジャイアンツのときはそんな思わなかったですけど(笑)」と笑いを誘いつつ、頼れる後輩の存在に目を細めた。
自身の状態に関しては「順調に仕上がっている」とのこと。今季から新天地でのプレーとなるが、「15年プロでやってきた経験を16年目にしっかり生かせるように頑張りたい」と何かを変えるつもりはない。A班スタートとなった春季キャンプに向けても「毎年やることは変わらない。しっかり仕上た身体を首脳陣の皆さんに見ていただき、使えるなと思われたい」とキッパリ。「まずはチーム内の競争があるのでキャンプからしっかりアピールして、競争に勝って西武ドームのマウンドに立ちたい」と意気込んだ。
キャンプまで約1週間、「アピールしていかないといけない立場。1年を通して戦える身体づくりをしていきます」と語るベテラン左腕の言葉からは強い決意が感じられた。