代表指揮官が若きホープの成長に期待
侍ジャパンの稲葉篤紀監督が8日、ロッテの春季キャンプを視察し、躍動する若きホープたちにエールを送った。
この日の打撃練習を視察した稲葉監督は、ゴールデンルーキーの藤原について「まだプロについていく段階だと思うが、非常に良いスイングをしているし、将来性を感じる」とポテンシャルを評価。その一方で、昨秋のU-23日本代表で共に戦った安田には「私自身がまだまだ物足りなさを感じている」と厳しい言葉を口にしつつ、「今年はレギュラーを取らなきゃいけない立場」と期待を寄せる。
安田は昨年10月にコロンビアで行われた『第2回WBSC U-23ワールドカップ』で稲葉監督率いる若き侍ジャパンの主軸として、打率.393、1本塁打に8打点と好成績をマーク。同大会のベストナイン(一塁手)に選出され、チームは準優勝ながら大会MVPにも輝いた。そのポテンシャルを知っているからこそ、チームの頼れる存在だった安田へ、稲葉監督は期待を込めて、「そこまで技術的な話はしていないが、もっと飛ばせるんじゃないかという話はした」という。
ロッテは今オフに新外国人のバルガス、日本ハムを退団したレアードを獲得するなど長距離砲を補強。三塁のポジションに関しても、レアードと鈴木大地がおり、2年目の安田にとっては高い壁がそびえている。“新人王”もかかる2年目だが、まずはポジション争いに勝つことができるのか、明日からのラミゴ2連戦に注目したい。