ブランドン「非常にワクワク」
2011年と12年に横浜でプレーしていたブランドン・マンが、7年ぶりにNPBに帰ってきた。
新天地となるロッテでの入団会見で「私はブランドンです。よろしくお願いします」と日本語で挨拶。「日本に戻って来れて、非常にワクワクしています。皆さんご存知の通り、横浜でプレーしていましたので、いつか日本に戻って活躍したいと思っていました」とロッテ球団に感謝した。
ブランドンが横浜でプレーしていた11年から12年といえば、“統一球”を使用していた時代。当時のボールと今のボールの違いについて聞いてみると「そんなに(統一球のことを)覚えていないですね。ただ今のボールの方が感覚はいいですよ」と教えてくれた。
横浜退団後に“経験値”をあげる
横浜を退団してからの6年で、大きく成長を遂げたという。「真っすぐが自分で進化したなというか、変わってきたなと思います。変化球もスライダーをしっかり投げられているし、向上している。どのカウントでもしっかりしたスライダーを投げられるというのはありますよね」と技術面での進化を挙げる。
経験値という面でも、「前回は若くして日本に来て、色んな部分で経験がなかった。横浜から今回ロッテに入団するまでの時期は、独立リーグでもプレーしていましたし、メジャーでもプレーしました。その間にマイナーリーグでも投げました。投げ続けることによって、全ての面で経験値というのがあがっているんじゃないかなと思います」とBCリーグの信濃やMLBのレンジャーズなど、様々な環境でプレーし腕を磨いた。
マリンでの登板、筒香との対戦を楽しみ
この6年間で経験値を積んだ男は、「マリンスタジアムでたくさん登板したい気持ちはありますし、登板する限りはチームの勝利に貢献できるように、しっかりと勝ち星を挙げたいと思います」とZOZOマリンで投げることを楽しみにしている。
また、横浜でプレーしていたときにチームメイトだった筒香嘉智との対戦も楽しみにしており、「彼の成長ぶりが素晴らしく、良いバッターになっているという気持ちで見ています。彼とはいい関係で友人として付き合いもありました。そんな彼に挑戦してみたいという気持ちがあります」と話す。
横浜退団後に様々な環境で野球の技術を磨き、経験値を上げたブランドン。7年ぶりとなるNPBでのマウンドで、どんな成長した姿を見せるのか今から楽しみだ。
取材・文=岩下雄太