平石監督も評価「いいモノがある」
楽天のドラフト6位・渡辺佳明内野手(22=明大)が16日、ロッテとの練習試合(金武)で、「高3以来」と語る“プロ初アーチ”を放った。
渡辺佳は「9番・二塁」で先発出場。0-4で迎えた6回裏、一死無走者の場面でロッテの4番手右腕・田中と対峙。追い込まれたあとのファウルで粘り、フルカウントからのスライダーを右翼席に運んだ。
渡辺佳は試合後、「追い込まれてからインコースの球に上手く反応できました」と分析。ホームラン自体、明大時代は公式戦おろか練習試合でもなかったらしく、「高3年の6月の練習試合以来だと思います」と振り返った。
祖父は元横浜高監督の渡辺元智氏で、自身も横浜高出身。沖縄・久米島での1次キャンプでは平石監督から野手のMVPに選ばれ、プロ1号をベンチで見届けた指揮官は「追い込まれたあと(身体)を上手く回転して打った。(打撃にも)いいモノがある」と再評価した。