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昨季は4勝…左腕の台頭が待たれるロッテ投手陣

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一軍定着に期待がかかるロッテ・チェン(左)、成田(右)

昨季は左腕の白星数は4勝


 ロッテは近年、課題のひとつになっていた左投手の駒不足だが、今季は解消されそうな予感だ。

 まずは、最近5年間の左投手の白星を振り返ると、2014年に左腕全体で26勝を挙げているが、成瀬善久がFAでヤクルトに移籍した15年以降は11勝(15年)、5勝(16年)、4勝(17年)、4勝(18年)。特にここ3年は、全体で10勝に届いていない。

 リリーフには入団から6年連続で40試合以上に登板する松永昂大がいるが、先発左腕の駒不足が続いているのが現状だ。

<最近5年間のロッテ左腕の白星数>
【2014年】26勝
成瀬善久 9勝(先:9勝 リ:0勝)
古谷拓哉 7勝(先:6勝 リ:1勝)
藤岡貴裕 6勝(先:6勝 リ:0勝)
松永昂大 4勝(先:0勝 リ:4勝)

【2015年】11勝
チェン・グァンユウ 5勝(先:4勝 リ:1勝)
古谷拓哉 3勝(先:3勝 リ:0勝)
藤岡貴裕 2勝(先:0勝 リ:2勝)
木村優太 1勝(先:1勝 リ:0勝)

【2016年】5勝
松永昂大 3勝(先:0勝 リ:3勝)
チェン・グァンユウ 1勝(先:1勝 リ:0勝)
藤岡貴裕 1勝(先:0勝 リ:1勝)

【2017年】4勝
チェン・グァンユウ 3勝(先:1勝 リ:2勝)
松永昂大 1勝(先:0勝 リ:1勝)

【2018年】4勝
松永昂大 2勝(先:0勝 リ:2勝)
土肥星也 2勝(先:2勝 リ:0勝)

左投手が実戦で好投


 今春の紅白戦、練習試合などで左投手のアピールが目立つ。

 昨秋のキャンプで大隣憲司二軍投手コーチから下半身主導のピッチングの指導を受けた土肥星也は、一冬を越え、「試合でも意識せずに(下半身主導で)投げられるようになってきました。球も強くなってきたので、良いかなと思います」と手応えを掴んでいる。

 井口資仁監督も9日のラミゴ戦後、同日先発した土肥の投球内容に「シートでも昨年よりも球威が増していた。高めに浮いている感じはありましたけど、2回しっかり抑えてくれました」と評価した。

 移籍5年目を迎えるチェン・グァンユウも、素晴らしいボールを投げ込んでいる。特に右打者のインコースに投げ込むストレートが良い。チェン本人は「右バッターのインコースが良い感じに投げられたら、アウトコースが広く投げられると思う」と話す。

 16日に行われた楽天との練習試合では、先頭の辰己涼介に四球を与えたが、3イニングを投げて許した安打は0。春季キャンプのシート打撃から好投を続けている。

 ヒールアップ投法を一旦封印した4年目の成田翔も、面白い存在だ。16日の楽天との練習試合で2イニングを0安打、2奪三振、無失点に抑えるなど、ここまで実戦3試合、4イニングを投げて失点は0。春季キャンプ前に“ストレート”をアピールしていきたいと話していたが、力強いストレートで打者を圧倒している印象だ。

 その他にも、新外国人のブランドン、ルーキーの小島和哉、中村稔弥などがいる。井口監督はキャンプ打ち上げとなった11日に「左ピッチャーの先発が少ないですから、なんとか出てきて欲しいなと思います」と話すなど、“左投手”の台頭に期待を寄せる。

 先発ローテーション、リリーフに左投手が入ることで、戦術面での幅が広がるだけに、この中から1人でも多く一軍に定着して欲しいところだ。

取材・文=岩下雄太
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