◆ 沖縄で光った、平沢、安田、藤原のドラ1トリオ
ロッテは23日から高知・春野で西武と2連戦、26日からの3日間は、宮崎でオリックス、楽天、ソフトバンクとの対戦を、それぞれ1試合ずつ予定している。
11日に石垣島キャンプを打ち上げ、沖縄本島では7試合の練習試合を予定していたが2試合が中止となったロッテ。井口監督は19日の広島戦(沖縄市)の中止決定後、「これも選手の運ですかね」と苦笑い。同時にメンバーの絞り込みについては「高知くらいから」。開幕メンバーについては、「(ZOZO)マリンに帰ってからですかね」と見通しを語った。
ロッテは宮崎遠征から、角中、荻野が一軍に合流予定。開幕メンバーの絞り込みが本格化する。石垣島の実戦では結果が残せなかったものの、14日の中日戦で3安打2打点を記録するなど、沖縄本島上陸後は結果を出したドラフト1位の藤原。指揮官は高卒外野手について「使う機会が少なくなれば、下(フォーム)で打席に立たせることも考えている。その辺は他のメンバーも見ながら」とコメントした。
20日のDeNA戦で豪快な130メートル弾を放った安田も、同じ三塁のレアード、鈴木らとの争いが本格化する。藤岡のケガによる出遅れにより、同じく正遊撃手としてのアピールを続ける平沢らも含め、若手たちが同じパ・リーグ勢との対戦が続く高知、宮崎遠征で、どんなアピールを見せるか楽しみだ。
指揮官は先発ローテ争いにも言及。順調に行けば石川、涌井、ボルシンガーの開幕ローテ入りは確実視されており、4番手以降については「みんな競争。二木、有吉らもしっかり結果を出して、ローテーションに入ってほしい」と期待を寄せた。