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開幕投手めざす広島・大瀬良は3回3失点 筒香に2本の適時打浴びる

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広島・大瀬良大地
2019.02.24 13:00
横浜DeNAベイスターズ 4 終了 4 広島東洋カープ
宜野湾

重量打線の中軸に苦戦


 広島の大瀬良大地投手が24日に行われたDeNAとのオープン戦に先発登板。相手の主砲・筒香嘉智に2本の適時打を浴びるなど、3回を投げて被安打6、2奪三振で3失点という結果に終わった。

 チームのオープン戦“開幕投手”を託された昨季の最多勝右腕。今季は頭からエースとしての期待がかかる一年になるが、この日は立ち上がりからDeNAの強力打線に苦しめられる。

 先頭の神里和毅は斬るも、2番に入っているかつての首位打者・宮崎敏郎に安打を許すと、昨季の本塁打王であるネフタリ・ソトにレフト線を破られる二塁打を浴びてたちまちピンチ。一死二・三塁で迎えた4番の筒香に一二塁間を破られて先制点を許してしまうと、続くホセ・ロペスにも強襲安打を食らって追加点。戸柱恭孝は併殺打に斬って残ったピンチはしのいだものの、2番からの4連打で2点を失った。

 さらに、1番に打順が戻った3回は神里・宮崎の2人を斬って二死としながらも、ソトに2打席連続の安打を浴びると筒香に右中間への二塁打を浴びて失点。結果的には3番のソト、4番の筒香という中軸の2人を抑えることができずに3失点を喫した。




自身初の大役に向かって…


 ルーキーイヤーの2014年に2ケタ・10勝(8敗)を挙げて新人王に輝いた大瀬良。翌年は不調もあって中継ぎに回るなど、2年目と3年目はともに3勝と勝ち星を減らしてしまったが、プロ4年目の2017年には10勝2敗と見事に復活。昨季は開幕からローテーションの柱を担い、27試合の登板で15勝7敗、防御率2.62と自身最高の成績をマーク。最多勝と最高勝率の二冠に輝く飛躍を遂げた。

 野球界には「3年やって一人前」という言葉もあるように、活躍を3年続けることがレギュラーとして認められる一つの目安になる。大瀬良にとっては今季がその3年目。周囲に「カープのエースは大瀬良だ」と知らしめる大きなチャンスだ。

 “主戦投手”から“エース”へとステップアップしていくうえで、まず最初の目標になるのが開幕投手の大役。周囲にエースと認められるためには、成績はもちろんのこと印象という部分も重要。「大瀬良で負けたら仕方がない」という揺るがぬ信頼が求められる。

 特に今年はリーグ4連覇を目指すうえでのライバル・巨人との対戦ということに加え、相手には昨年までのチームメイトである丸佳浩がいることもあり、例年以上に大きな注目を集めることは間違いない。そこで好投を見せる、またチームを勝たせることができれば、これ以上ないアピールになるだろう。

 しかも、投げ合う相手は2年連続で沢村賞に輝いている球界のエース・菅野智之となることが濃厚。「開幕戦で菅野に投げ勝った」となれば、1勝以上の大きな価値を持つ勝利となる。


 まだオープン戦とはいえ“開幕投手”を任されている部分からも、首脳陣が大瀬良にかけている期待の大きさをうかがい知ることができる。

 とはいえ、23日の練習試合ではクリス・ジョンソンが日本ハム打線を3回無失点に封じており、昨季の開幕投手である野村祐輔も含めてチームには強力なライバルがいる。“開幕投手”のポジションは用意された席ではなく、自らの実力を示して掴み取らなければならない。

 シーズンの開幕までは、残すところ1カ月とちょっと。大瀬良は自身初の大役を掴むことができるのか。今後の登板から目が離せない。


【広島・直近10年の開幕投手】
2009年:コルビー・ルイス(○)
2010年:前田健太(○)
2011年:前田健太(●)
2012年:前田健太(●)
2013年:ブライアン・バリントン(●)
2014年:前田健太(-)
2015年:前田健太(-)
2016年:クリス・ジョンソン(●)
2017年:クリス・ジョンソン(●)
2018年:野村祐輔(○)

 
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