ロッテの菅野剛士【撮影日=2019年2月7日】

◆ 二軍でアピール

 熾烈なレギュラー争いを展開しているロッテ外野陣。過去に首位打者2度獲得したことのある角中勝也のレギュラーは決定的だが、残りの2つのイスはオープン戦の最後の最後まで争うことになりそうだ。

 外野のレギュラー争いを見ると、昨季リードオフマンとして活躍するもシーズン途中に離脱し復活を目指す荻野貴司、14日のラミゴ戦で先頭打者本塁打を含む5安打3打点の活躍を見せた岡大海、オープン戦3試合連続安打中の加藤翔平、17日のDeNA戦で適時二塁打を放った清田育宏、ドラフト1位・ルーキーの藤原恭大らでポジション争いを繰り広げている。

 オープン戦の出場はないが、二軍で猛アピールを続ける2年目・菅野剛士の存在を忘れてはならない。菅野は3月14日に行われたDeNAとの二軍戦で3ランを放つと、二軍開幕戦となった3月16日の西武戦でも本塁打。翌17日には、2点適時二塁打を含むマルチ安打をマークと打撃好調を維持している。

◆ オフは中村晃と自主トレ

 プロ1年目の昨季は、同じルーキーだった藤岡裕大とともに開幕スタメンを勝ち取り、開幕戦でプロ初安打をマークすると、開幕3連戦で打率.375、3打点と最高のスタートを切った。プロの世界は、甘くはない。その後は、一軍の投手に苦戦し、一、二軍を行き来。1年目は53試合に出場して、打率.175、2本塁打、18打点の成績に終わった。

 このオフは、「普通に見ていてスゴいなと思ったので、どういうことを考えているのか聞きたくて、お願いしました」と、14年に最多安打のタイトルを獲得するなど高い打撃力を誇るソフトバンク・中村晃と合同自主トレを行った。

 「自分の課題でもあったので、自主トレの時に色んなバッティングのことを聞きながらやっていました」と充実のオフを過ごした。

 打撃フォームも昨季までは右足を大きく上げていたが、「(地面に)優しくつくように意識している。結果的にそうなっているように見えるだけかもしれないですね」と昨年に比べると右足の上げ幅が小さく見える。

 オフからの取り組み、新打撃フォームに手応えを掴んでいるか聞くと、菅野は「そんなにすぐに発揮されることはないと思うので、今たまたまそうでているだけで、まだ自分のモノにはなっていない。今続けている練習をこれからも続けていけたらいいかなという感じです」と現状について説明した。

 沖縄遠征以降、ファームでの調整が続く菅野。「(昇格に向けて)特に意識していることはないですけど、いい状態であったり、いい打球を打ち続けることが(昇格に)繋がる事だと思う。今やっていることを変えずにやっていきたいです」。オープン戦も残すところ5試合。逆転での開幕一軍を掴むため、打撃でアピールを続けていく。

取材・文=岩下雄太

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この記事を書いたのは

岩下雄太

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