ニュース 2018.06.22. 15:19

【少年野球2.0】「投げる」「打つ」楽しみを、たっぷりと。三島南高校野球部員が、保育園児に「野球教室」(前編)

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「打つ」も初体験、安全に気を付けながら

続いてバッティング。
紐を括り付けたボールを打つ。バッティングも選手がまずやって見せる。そして子供たちにやらせる。
自分たちが何をすればよいのかを呑み込み始めた子供は、積極的にやってみせようとする。
バッティングで注意しなければならないのは、接触などの事故だ。野球の楽しみがわかり始めるとともに、子どもたちは前へ前へと乗り出すようになる。選手は、バットの旋回域に子どもが近づかないように絶えず注意を払っている。
バットの持ち方さえ知らなかった子どもが、お兄さんたちから手ほどきを受けて、ボールにバットが当たるようになる。中には、ライナー性の当りを飛ばす子も出てくる。
バッティングでも選手たちは「いいね!いいね!」と子供たちを励ます。



2時間たっぷり、楽しさを満喫

野球教室の最後は、園児の代表と選手の「試合」。バットでボールを打って、一塁まで走る。
見ている子供たちも大きな声援を送る。この頃になると「野球とはどんなものか」が、子ども達にも少しずつ分かってくる。
稲木監督の”名ジャッジ”もあって、試合は子どもたちの勝利に終わった。



最後に、選手と子供たちが全員参加で、ズボンのポケットに入れた帽子を取り合う鬼ごっこをして大盛り上がりのうちに終了。子ども達はたっぷりと体を動かした。
メニューの節目節目で給水タイムを設け、熱中症対策も怠らなかった。
選手は、最後は子供たちとハイタッチをして保育園を後にした。

保育園児にも、選手たちにも充実した2時間だったのではないだろうか。
(取材・撮影:広尾晃)


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