『2019 MGM MLB 開幕戦』アスレチックス対マリナーズが20日に東京ドームで開幕。スタンドを埋め尽くした多くの観客から注目を集めたのは、やはりメジャー19年目のシーズンに挑むイチローだった。
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15日(金)の来日時には熱烈なファン300人が空港に詰めかけ、大きな歓声に出迎えられた45歳。今なお現役として戦い続ける“リビングレジェンド”の姿を目に焼き付けようと、多くのファンが球場に駆けつけ、大きな声援を送った。
今回は、“一挙手一投足”に大きな注目が集まるイチローの動きを追った。
▼ 15:26 東京ドームのグラウンドに登場
チームの集合写真を撮影するためグラウンドに登場。
ゴードンとともに、前から2列目の中央に位置。ちなみに菊池雄星は3列目の中央よりに。撮影は5分ほど終了し、そのままベンチ裏へ。
▼ 16:26 練習を行うために再びグラウンドへ。
チームメイトと共にウォームアップを行うが、談笑してる場面が多かったプレシーズンゲームからは一転、終始真剣な表情で黙々と体を温める姿が印象てきだった。
いち早くキャッチボールを開始し、約3分ほどで“定位置”のライトへ。ストレッチで体をほぐし、チームメイトのフリーバッティングの打球に反応しながら飛んでくるボールを処理した。
また、フリーバッティングの打球を背面キャッチし、ライトスタンドから大きな歓声があがる。
ゴロ捕球後、セカンドの後方でボールを集めているボールボーイに矢のような返球を送る場面も。
▼ 16:56 フリーバッティング開始
きょうはバント1回。スタンドインは7本。ライトスタンド上段に運んだ一発には、観客から大きな歓声と拍手が送られた。
▼ 18:14 スタメン発表
「ナンバー51 ライトフィールダー イチロースズキ」に大歓声。
国家後、レフトに駆け出すと、スタンドから「イチロー!」の大声援。レフト-センター間をダッシュし、三塁線上でストレッチ。
▼ 18:28 ファンへのサイン
公式戦の前でも三塁側エキサイトシートの観客のもとに立ち寄り、おもむろにサインを書き始める。エキサイトシートのファンが殺到。
これまでは開始ギリギリまで書いていたが、この日は約2分ほどで切り上げて試合の準備へ。
▼ 第1打席:セカンドフライ
最初の打席は3回ウラ、この回先頭のベッカムがヒットで出塁し、無死一塁でバッターボックスへ。ワンバウンドした初球を見逃すと、このボールがワイルドピッチとなり、走者が得点圏に進塁。インコースに投じられた2球目を振り抜くが、高々と上がったボールは定位置から少し下がった二塁手プロファーにキャッチされる。それでもスタンドからはイチローに向けて温かな拍手が送られた。
また、イニング間のクイズに答えた子供が、“最期に一言”と促されて発した「イチローせんしゅ、ヒットうってください」にファンが拍手喝采。
▼ 第2打席:四球
粘りに粘って鋭い当たりのファウルのあと9球目に四球を選ぶ。この日は試合前に2打席で終わることを知っていたイチロー。是が非でもヒットを打ちたいところだったと思いますが、しっかりと四球を選び、その後の大量得点を演出しました。一塁側のエキサイトシートには、イチローの大ファンである林屋ペー・パー子夫妻の姿も。ショッキングピンクは映えました。
4回ウラの守備に一度ついてからの交代という粋な演出。ライトスタンドに挨拶し、スタンディングオベーションのなかベンチに戻る途中、待ち構えていたチームメイトや監督とがっちりと抱擁。このシーンについて、マリナーズのサービス監督は「イチローにとってふさわしいことをしたかった。ああいった交代は特殊だったかもしれないが、日本のファンの皆さまの前でイチローにふさわしいことをしたかった」と語った。
対戦相手のアスレチックの指揮官、メルビン監督も「感動的な瞬間だった。彼のところにボールが飛んだとき、あるいは彼が打席に立ったとき、みんなが固唾をのんで見守っていた。ファンはイチローをサポートしている。色々な思いが心をよぎったと思うし、彼の周りには色々な感情が渦巻いている」とコメント。
また、イチローも最後の抱擁については「わからなかったですね」と語り、サービス監督の粋なはからいについては「アメリカではよくあるけど、(日本人は)ちょっと戸惑っただろうね」と振り返った。
サービス監督は試合後、「イチローは明日もプレーするよ。スタメンになるかはわからないが出る。きょうのスイングも良かったね。あすも彼を起用することを楽しみにしている」とコメント。ベンチスタートの可能性が大きそうだが、21日の試合でもその雄姿を目にすることはできそうだ。
(写真=Getty images)
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15日(金)の来日時には熱烈なファン300人が空港に詰めかけ、大きな歓声に出迎えられた45歳。今なお現役として戦い続ける“リビングレジェンド”の姿を目に焼き付けようと、多くのファンが球場に駆けつけ、大きな声援を送った。
今回は、“一挙手一投足”に大きな注目が集まるイチローの動きを追った。
3月19日(火)・イチローの動向
▼ 15:26 東京ドームのグラウンドに登場
チームの集合写真を撮影するためグラウンドに登場。
ゴードンとともに、前から2列目の中央に位置。ちなみに菊池雄星は3列目の中央よりに。撮影は5分ほど終了し、そのままベンチ裏へ。
▼ 16:26 練習を行うために再びグラウンドへ。
チームメイトと共にウォームアップを行うが、談笑してる場面が多かったプレシーズンゲームからは一転、終始真剣な表情で黙々と体を温める姿が印象てきだった。
いち早くキャッチボールを開始し、約3分ほどで“定位置”のライトへ。ストレッチで体をほぐし、チームメイトのフリーバッティングの打球に反応しながら飛んでくるボールを処理した。
また、フリーバッティングの打球を背面キャッチし、ライトスタンドから大きな歓声があがる。
ゴロ捕球後、セカンドの後方でボールを集めているボールボーイに矢のような返球を送る場面も。
▼ 16:56 フリーバッティング開始
きょうはバント1回。スタンドインは7本。ライトスタンド上段に運んだ一発には、観客から大きな歓声と拍手が送られた。
▼ 18:14 スタメン発表
「ナンバー51 ライトフィールダー イチロースズキ」に大歓声。
Forever a legend.
— FOX Sports: MLB (@MLBONFOX) March 20, 2019
(via @MLB) pic.twitter.com/KJdyhX7xkI
国家後、レフトに駆け出すと、スタンドから「イチロー!」の大声援。レフト-センター間をダッシュし、三塁線上でストレッチ。
▼ 18:28 ファンへのサイン
公式戦の前でも三塁側エキサイトシートの観客のもとに立ち寄り、おもむろにサインを書き始める。エキサイトシートのファンが殺到。
これまでは開始ギリギリまで書いていたが、この日は約2分ほどで切り上げて試合の準備へ。
▼ 第1打席:セカンドフライ
最初の打席は3回ウラ、この回先頭のベッカムがヒットで出塁し、無死一塁でバッターボックスへ。ワンバウンドした初球を見逃すと、このボールがワイルドピッチとなり、走者が得点圏に進塁。インコースに投じられた2球目を振り抜くが、高々と上がったボールは定位置から少し下がった二塁手プロファーにキャッチされる。それでもスタンドからはイチローに向けて温かな拍手が送られた。
また、イニング間のクイズに答えた子供が、“最期に一言”と促されて発した「イチローせんしゅ、ヒットうってください」にファンが拍手喝采。
▼ 第2打席:四球
粘りに粘って鋭い当たりのファウルのあと9球目に四球を選ぶ。この日は試合前に2打席で終わることを知っていたイチロー。是が非でもヒットを打ちたいところだったと思いますが、しっかりと四球を選び、その後の大量得点を演出しました。一塁側のエキサイトシートには、イチローの大ファンである林屋ペー・パー子夫妻の姿も。ショッキングピンクは映えました。
4回ウラの守備に一度ついてからの交代という粋な演出。ライトスタンドに挨拶し、スタンディングオベーションのなかベンチに戻る途中、待ち構えていたチームメイトや監督とがっちりと抱擁。このシーンについて、マリナーズのサービス監督は「イチローにとってふさわしいことをしたかった。ああいった交代は特殊だったかもしれないが、日本のファンの皆さまの前でイチローにふさわしいことをしたかった」と語った。
Ichiro comes out of the game.
— Cut4 (@Cut4) March 20, 2019
Pardon us, we're crying in the club rn. pic.twitter.com/09aKuLlsiQ
対戦相手のアスレチックの指揮官、メルビン監督も「感動的な瞬間だった。彼のところにボールが飛んだとき、あるいは彼が打席に立ったとき、みんなが固唾をのんで見守っていた。ファンはイチローをサポートしている。色々な思いが心をよぎったと思うし、彼の周りには色々な感情が渦巻いている」とコメント。
また、イチローも最後の抱擁については「わからなかったですね」と語り、サービス監督の粋なはからいについては「アメリカではよくあるけど、(日本人は)ちょっと戸惑っただろうね」と振り返った。
サービス監督は試合後、「イチローは明日もプレーするよ。スタメンになるかはわからないが出る。きょうのスイングも良かったね。あすも彼を起用することを楽しみにしている」とコメント。ベンチスタートの可能性が大きそうだが、21日の試合でもその雄姿を目にすることはできそうだ。
(写真=Getty images)