ニュース 2019.04.03. 12:40

まだ4試合!されど4試合? オープン戦“絶好調男たち”の明暗

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巨人の吉川尚輝【写真は2019年】

楠本、吉川尚は好調を維持しチームを牽引


 3月29日にプロ野球が開幕。初日から3試合が延長戦に突入しサヨナラで決着するなど、各地で手に汗握る熱戦が繰り広げられている。そんななか、オープン戦で結果を残した選手たちは明暗が別れている。

 オープン戦で首位打者(打率.388)に輝いた楠本泰史(DeNA)は、「2番・右翼」で開幕スタメンの座を勝ち取ると、いきなり5打席連続出塁という最高の開幕スタート。3戦目には1番へと打順が繰り上がり、3連戦で打率.400(10-4)、出塁率.571とチームを牽引した。開幕4戦目のヤクルト戦はノーヒットに終わったが、桑原将志や梶谷隆幸といった実績のある選手たちとのレギュラー争いは、しばらく続くことになるだろう。

 また、オープン戦で打率.302(43-13)と好調だった巨人の新たな“切り込み隊長”吉川尚輝も、ここまでの4試合で打率.500(16-8)、出塁率.529と絶好調。坂本勇人、丸佳浩と続く強力打線のリードオフマンとしての役割を十二分に果たしている。近年不在だった正二塁手の座をガッチリとものにしそうな勢いだ。

 開幕してまだ4試合だが、オープン戦での勢いをシーズンが始まっても維持している楠本と吉川尚は、チームの勝ち越しスタートに大きく貢献したと言えるだろう。一方で、オープン戦では好調だったものの、開幕後はピタリとあたりが止まってしまった選手も少なくない。


開幕3連戦で無安打だった3選手


 オープン戦では打率.385(52-20)で打撃ランキング2位、そしてダントツのトップとなる12盗塁を記録した塩見泰隆(ヤクルト)は開幕戦スタメンとはならず、代打出場するも凡打に終わった。2戦目には先発出場を果たしたが4打数ノーヒットで3つの空振り三振と快音は響いていない。自慢の足を披露する場面すら訪れていない状況だったが、4戦目には代走で出場し、バレンティンのタイムリーでホームを踏んだ。得点に絡んだことで、流れが変わることに期待したい。

 新人ながらオープン戦で結果(打率.373)を残し、開幕戦から「1番・遊撃」に抜擢された木浪聖也(阪神)も苦しんでいる。開幕カードは3試合すべてでスタメン出場を果たしたが、結果はノーヒット。3戦目では同じ遊撃手のポジションを争う鳥谷敬を代打に送られ、4戦目の巨人戦も3打席ノーヒットに終わり、途中から北条史也にポジションを譲った。実績のある鳥谷や北条も控えており、阪神は遊撃手争いはもっとも熾烈。そろそろ結果を残したいところだ。

 オープン戦5本塁打で本塁打王に輝いた大田泰示(日本ハム)のバットからも快音が聞こえてこない。4戦目でようやく初ヒットを記録したが、まだまだ本調子とはいえなそうだ。同じくオープン戦で4本塁打を放ち、19歳で開幕スタメンに名を連ねた村上宗隆(ヤクルト)も苦戦。開幕戦で犠飛を放ち、4戦目でようやく初ヒットとなるフェンス直撃の二塁打を放ったが、13打席で5つの空振り三振と、小川淳司監督ら首脳陣も我慢が続く。

 オープン戦とシーズンは「別物」とはよく言われることだが、とくに塩見や木浪、村上は一軍での実績がないだけに、結果を残せなければファーム降格もありえる立場だ。一軍定着、レギュラー奪取に向けては、打撃で結果を残すことが必要になってくる。この壁を乗り越えられるのか!? 若手のさらなる奮起に期待したい。


▼ オープン戦及び開幕4戦までの結果

・楠本泰史(DeNA)
OP戦:17試合 打率.388(49-19)本2 打点7 盗塁1
公式戦: 4試合 打率.286(14- 4)本0 打点0

・吉川尚輝(巨人)
OP戦:13試合 打率.302(43-13)本0 打点2 盗塁5
公式戦: 4試合 打率.500(16- 8)本0 打点2 盗塁0

・塩見泰隆(ヤクルト)
OP戦:17試合 打率.385(52-20)本2 打点7 盗塁12
公式戦: 4試合 打率.000( 5- 0)本0 打点0 盗塁0

・木浪聖也(阪神)
OP戦:17試合 打率.373(59-22)本0 打点9 盗塁0
公式戦: 4試合 打率.000(12- 0)本0 打点0 盗塁0

・大田泰示(日本ハム)
OP戦:13試合 打率.342(38-13)本5 打点6 盗塁0
公式戦: 4試合 打率.059(17- 1)本0 打点0 盗塁0

・村上宗隆(ヤクルト)
OP戦:14試合 打率.245(49-12)本4 打点12 盗塁0
公式戦: 4試合 打率.083(12- 1)本0 打点1 盗塁0


※数字は2019年4月2日終了時点

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