オリックス・杉本裕太郎(C)KYODO NEWS IMAGES

◆ 打率・本塁打・得点がリーグ最下位

 開幕3カードを終えて2勝4敗3分のリーグ5位タイと出遅れたオリックス。9試合で3分という数字が示しているように、投手陣は力投を見せながらも打線が不振を極め、4試合にまたがり28イニング連続無失点という不名誉な記録も打ち立ててしまった。

 チーム防御率(3.12)と総失点(34)は好ダッシュを切ったソフトバンクと楽天に次ぐ好成績。一方で、チーム打率(.210)とチーム本塁打(3)、総得点(22)はいずれもリーグワースト。投手陣が踏ん張りを見せているだけに、打線のテコ入れが急務となっていることは間違いない。

 そんな中、ファームでは貧打に苦しむ一軍の救世主となりそうな選手が奮闘を見せている。9日(火)に行われた阪神との一戦でも、来日3年目のステフェン・ロメロが豪快な先制2ランを放てば、開幕から好調をキープしている杉本裕太郎にも一発。首脳陣に猛烈なアピールを見せた。

◆ オリックスのラオウ、ついに開花…?

 杉本はプロ4年目の右打ち外野手。190センチ・98キロの恵まれた体格を活かした打撃が魅力で、昨季は一軍出場が7試合に留まったなかで2本の満塁本塁打を叩き込むなど、バットで存在感を発揮している。

 まだまだ粗削りな部分が多く、確実性を高めるという部分が最大の課題となっているものの、ツボにハマった時の打棒は一軍レベル。ファームでも4月に入って調子が上向いており、2日・3日のソフトバンク戦で2試合連続猛打賞の活躍を見せれば、7日に行われた広島戦でも1試合2本塁打の大暴れ。さらに1日休みを挟んだ9日の試合でも低めの難しいボールを右中間スタンドに突き刺した。

 「状態が良い今こそ一軍へ!」とファンの期待も高まっているなか、一軍から声はかかるのか。今後の動向に注目が集まる。

◆ 2年連続25発の主砲も…

 上でも少し触れているように、9日の試合で先制弾を放ったロメロも忘れてはならない。

 来日1年目の2017年は103試合の出場で打率.274、26本塁打をマーク。昨季も打率は.237と落としたものの、25本塁打を放つなど変わらぬパワーを見せつけた。

 3年目の今季はシーズン通しての活躍と打率3割・30本塁打というところにも期待がかかったが、キャンプ終盤に首の痛みを訴えて戦線を離脱。開幕一軍のメンバーから漏れ、ファームでの調整を余儀なくされている。

 二軍でも3月20日のソフトバンク戦に出場して以降、しばらく出場機会から遠ざかっていたものの、久しぶりの出場となった9日の阪神戦で才木浩人からレフトスタンドに見事な一発。復調ぶりをアピールした。

 状態が上がってくれば、残る問題といえば外国人枠。オリックスは当初のプランでは投手2:野手2の運用を予定していたが、ブランドン・ディクソンが故障で離脱したことによって、現状は投手1(アンドリュー・アルバース)の野手2(クリス・マレーロ、ジョーイ・メネセス)という形になっている。枠はひとつ空いており、GOサインが出ればすぐに一軍に合流できる状況となっているのだ。

 杉本、ロメロはオリックスの逆襲の使者となるか。西村オリックスの動きから目が離せない。

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岸田監督就任1年目の昨季は3位。投手陣では宮城、九里、山下、野手陣では西川、森、太田椋など、ソフトバンク、日本ハムに負けないだけのタレントが揃う。主力の故障離脱がなければ、リーグ優勝争いするだけの力を持っている。

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ベースボールキング編集部

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